小澤征爾、園田高弘、舘野泉のピアノの師。
“バッハの権威”豊増 昇の遺した伝説のキング録音!
- アーティスト:豊増昇
- レーベル:KING INTERNATIONAL
- 品番:KKC-4055
- 国内盤:(国内企画)
- ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 録音情報など:Stereo
- 収録時間:42:33
- 付属品:日本語帯・解説付
小澤征爾、園田高弘、舘野泉のピアノの師。
“バッハの権威”豊増 昇の遺した伝説のキング録音!
豊増 昇バッハを弾く
1. イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
2. フランス組曲第5番ト長調BWV816
3. パルティータ第3番イ短調BWV827
豊増 昇(Pf、ベーゼンドルファー)
録音:1968年4月15日、5月17日/キング音羽第2スタジオ(エンジニア・菊田俊雄)
★豊増昇(1912-75) はベルリン高等音楽大学でレオ・シロタ、フレデリック・ラモンドに師事し、日本人として初めてベルリン・フィルの定期に出演した伝説のピアニスト。小澤征爾、園田高弘、舘野泉のピアノの師としても知られています。残された録音は少なく、ことにバッハの権威として有名ながら、音で聴くことができませんでした。何とそのバッハ録音がキングレコードに遺されていました!
この録音は作曲家・中田喜直の働きかけで実現したもの。キング音羽スタジオにはベーゼンドルファーがあり、これを用いての録音。氏の柔らかな美しい音、豊かな音楽性が十全に捉えられた名録音。日本人離れした演奏に驚かされます。
●豊増 昇(プロフィール)
1912年:5月23日 佐賀市生まれ
1933年:東京音楽学校器楽科卒。1935年:同校研究科修了
1936-38年:ベルリン・ホッホシューレ(ベルリン音楽大学)に留学、レオ・シロタ、フレデリック・ラモンドに師事。
1940年:ベートーヴェンのソナタ全曲演奏会
1942-43年:東京音楽学校助教授。1943-46年:同校教授
1950年:バッハのピアノ曲全曲演奏会(15回連続演奏会)を開いて、日本におけるバッハ演奏の権威となった。
1952年:ドイツ新バッハ協会会員。以後、ライプツィヒのバッハコンクールの審査員をつとめる。
1952-61年:京都市立音楽短期大学教授
1956年:日本人ピアニストとして初めてベルリン・フィルの定期演奏会に出演(指揮はカイルベルト、曲はフランクの交響的変奏曲)
1959年:武庫川女子大音楽部長
1961年:日本芸術院賞受賞(授賞賞理由:「洋楽(ピアノ)永年にわたるピアノ運動、特にバッハの演奏に対し」))
1962年:日本芸術院会員
1975年:10月9日 肺がんのため死去。享年63。