プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調

ピアニスト最高、指揮者最高、オーケストラ最高で、
人間業とは信じ難い世界が実現

  • アーティスト:デニス・マツーエフ,ワレリー・ゲルギエフ
  • レーベル:MARIINSKY
  • 品番:KKC-5392
  • 原盤品番:MAR 0549
  • 国内盤:(国内仕様)
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:¥2,857+税
  • 形態:SACD Hybrid
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

プロコフィエフ:
①ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26
②交響曲第5番変ロ長調 Op.100

デニス・マツーエフ(ピアノ:Op.26)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮) マリインスキー歌劇場管弦楽団
録音:①2012年6月、10月サンクト・ペテルブルク、マリインスキー・コンサート・ホール
   ②2012年4月モスクワ音楽院大ホール

★ゲルギエフは自身のレパートリーの中でも、とりわけプロコフィエフの作品に愛着と自信を持っているようで、どのジャンルのものでも素晴らしい出来を示しています。本作はピアノ協奏曲第3番と交響曲第5番。いずれも2度目の録音(1度目の協奏曲はトラーゼの独奏、交響曲はロンドン響との共演)となりますが、手兵マリインスキー劇場管弦楽団とお気に入りの若手デニス・マツーエフとの共演で話題性満点。
★マツーエフとはこれまでもラフマニノフ、ショスタコーヴィチ、チャイコフスキーの協奏曲で決定盤を制作してきましたが、今回は難曲で知られるプロコフィエフの3番。いつもの通り強靭なタッチと目の眩むような超絶技巧が爽快の極み。マツーエフ以上に印象的なのがゲルギエフの伴奏。旧盤よりもロシア色濃厚で、出だしから魔術的に変幻自在、初めて聴く作品であるかのごとく新鮮に描きます。さらに充実しているのが交響曲第5番。マリインスキー劇場管のボルテージの高さと相まって、旧盤を凌駕する充実度。基本的なテンポは変わりませんが、第3楽章アダージョが1分半ほど遅くなり、さらにたっぷり歌いこんでいるのも特色。重心は低いもののフィナーレのスピード感はゲルギエフならではで、最後まで息もつけぬほど心を鷲づかみにされます。綿密に計算されながらも、ノリの良さを前面に出すところなど、ゲルギエフの神業が光ります。

◆レコード芸術 2014年9月号 特選盤
4.90935E+12

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