フランス-スペイン

  • アーティスト:フランソワ=グザヴィエ・ロト
  • レーベル:ACTES SUD
  • 品番:KKC-5605
  • 原盤品番:ASM-17
  • 国内盤:(国内仕様)
  • ジャンル:ジャンルクラシック管弦楽
  • 価格:¥3,000+税
  • 形態:CD
  • 付属品:輸入盤・日本語帯・解説付

TRACK LIST

フランス-スペイン

シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
マスネ:歌劇『ル・シッド』~バレエ組曲
ラヴェル:道化師の朝の歌
ドビュッシー:管弦楽のための『映像』~イベリア

レ・シエクル フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
録音:2012年8月24日(ラ・シューズ・デュー音楽祭)、2013年2月9日(パリ、サル・プレイエル)、
2014年3月28日(ペルピニャン、ラルシペル)(ライヴ)

★奇才指揮者フランソワ=グザヴィエ・ロト。本アルバムはフランスの作曲家の目を通したスペイン。両国はピレネー山脈を挟んで隣同士ながら、音楽の印象はかなり違います。
このテーマの代表作がシャブリエの狂詩曲「スペイン」。1883年にパリで初演され、マーラーは「近代音楽の始まり」と位置づけ、その先進性を高く評価したといわれます。これまでのイメージにより、原色的なオーケストラの響きとボルテージの高さが先入観となっていましたが、ロトとレ・シエクルの演奏は繊細で純フランス風。ラヴェルを思わす近代的な音響に驚かされます。またマスネ作品でも当時の楽器、とりわけ木管の音色がマスネの柔らかな色彩にぴったりで、パステルカラーの世界が広がります。さらに驚きなのが、ラヴェルの『道化師の朝の歌』。ラヴェルこそロト&レ・シエクルに一番合う作曲家と実感できる相性の良さ。各楽器の響きがこれ以上ないほど均等なうえ、透明で典雅な音色の美しさと人工美は目から鱗の落ちる思い。演奏後、観客の「ブラボー」の声が納得できます。
ロトの演奏は相変わらず才気煥発。歴史的な意義はもちろんながら、切れの良いリズム感、推進力などスペインらしい魅力を感じることができます。

◆レコード芸術 2016年4月号 特選盤

4.90935E+12

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