プロコフィエフ:ピアノ・ソナタVOL.1

プロコフィエフのピアノ・ソナタから音楽を引き出したメルニコフ

  • アーティスト:アレクサンドル・メルニコフ
  • レーベル:HARMONIAMUNDI
  • 品番:KKC-5694
  • 原盤品番:HMC-902202
  • 国内盤:(国内仕様)
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
  • 価格:¥3,000+税
  • 形態:CD
  • 付属品:輸入盤・日本語帯・解説付

TRACK LIST

ピアノ・ソナタ第2番ニ短調Op.14
ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82
ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84

アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
録音:2014年7月8-10日、2015年8月3-5日/テルデックス・スタジオ(ベルリン)

★ショスタコーヴィチの「24の前奏曲とフーガ」や協奏曲で神業を聴かせたメルニコフがプロコフィエフのソナタに挑戦しました。ロシア・ピアノ音楽史上の名作だけに、メルニコフがどう解釈するのか興味が募ります。
もともとメルニコフの敬愛するリヒテルの十八番として、いくつか残る録音は今日も決定盤とされている作品ばかり。メルニコフの解釈は、リヒテルゆずりの辛口な解釈ながら、リヒテルのような骨太さよりは繊細で、プロコフィエフのうつろいやすい気分を絶妙に表現しています。まさに21世紀風プロコフィエフ演奏と申せましょう。
プロコフィエフが通称「戦争ソナタ」(ピアノ・ソナタ第6~第8番)を作曲したのは第2次世界大戦中の1939-44年での厳しい状況下で、主に疎開先で書かれましたが、中央でない干渉のなさゆえか、プロコフィエフ本来の才気と天才性が輝きをみせています。プロコフィエフの作曲当時、メルニコフの祖父母の作曲家ニコライ・チェンベルジとザーラ・レーヴィナはすぐ近くにおり、まさに誕生に立ち会っていました。そうした遺伝子上のつながりも、演奏に思い入れを増しているように思える凄さです。

◆レコード芸術 2017年4月号 特選盤

Topics

来日情報
2017年
ファウスト、ケラス、メルニコフのトリオ・コンサート
2月23日(木)19:00【東京文化会館大ホール】
2月24日(金)19:00【王子ホール】
2月26日(日)14:00【 神奈川県立音楽堂】
2月28日(火)19:00【いずみホール】

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