<生誕100年記念BOX> リパッティ・コレクション

これは快挙!!
いままで世に出たリパッティ録音の完璧なコレクション!!
マスタリング音質も良好!世界で唯一の「リパッティ録音全集」。

  • アーティスト:ディヌ・リパッティ
  • レーベル:PROFIL
  • 品番:KKC-5742/53
  • 原盤品番:PH-17011
  • 国内盤:(国内仕様)
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
  • 価格:¥5,500 + 税 
  • 形態:12CD
  • 収録時間:671:00
  • 付属品:特製カートンボックス
    輸入盤・日本語帯・解説・歌詞対訳付
    (解説:オリジナル・ライナーノーツの和訳、 全曲目解説、演奏者紹介、 歌詞対訳を含む32ページ)

TRACK LIST

<生誕100年記念BOX> リパッティ・コレクション

収録内容 曲目の右肩*印は国内初出音源

CD 1(戦前の録音:1936-1938)
①J.S. バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825~アルマンド*
②J.S. バッハ(ブゾーニ編):トッカータ ハ長調~リパッティの即興*
③エネスコ:ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調~第2楽章*
④ブラームス:間奏曲変ロ短調Op.117の2*
⑤ブラームス:間奏曲変ホ長調Op.118の6(断片)*
⑥ブラームス:4手のためのワルツ集Op.39~第1,2,5,6(2種),10,14,15番
⑦ブラームス:ワルツ集「愛の歌」Op.52(全18曲+第1曲繰り返し)*
 ナディア・ブーランジェ(第2ピアノ)⑥⑦ /
 イレーヌ・ケドロフ(ソプラノ)、マリー=ブランシュ・ド・ポリニャック(アルト)、
 ポール・ドランヌ(テノール)、ドーダ・コンラッド(バス)⑦
1936年6月25日/エコール・ノルマル音楽院(ライヴ) ① - ⑤、
1937年2月25日、1937年2月20日-1938年1月22日/パリ(スタジオ)⑥⑦

CD 2(戦争中の録音1:1941-1943)
①J.S. バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよBWV147*
②スカルラッティ:ソナタ ト長調L387 (K14)*
③ブラームス:間奏曲イ短調Op.116の2*
④ブラームス:間奏曲変ホ短調Op.117の1*
⑤シューマン:交響的練習曲Op.13~第9変奏*
⑥ショパン:練習曲変ト長調Op.10 の5「黒鍵」*
⑦リスト:演奏会用練習曲「小人の踊り」S.145,No.2*
⑧リパッティ:古典様式による小協奏曲Op.3(1936)*
⑨リパッティ:左手のためのソナチネ(1941)*
 ハンス・フォン・ベンダ(指揮)ベルリン・フィル室内管弦楽団⑧
1941年4月28日/ブカレスト(スタジオ)① - ⑦、
1943年1月14日/ベルリン(ライヴ)⑧、1943 年3月4日/ブカレスト(スタジオ)⑨

CD 3(戦争中の録音2:1943)
①エネスコ:ピアノ組曲第2番ニ長調Op.10~ブーレ*
②エネスコ:ピアノ・ソナタ第3番ニ長調Op.24 の3
③エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ヘ短調Op.6*
④エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調Op.25*
 ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)③④
1943 年3月2日①、3月13日③、3月11日④/ブカレスト(スタジオ放送用)、
10月18日/ベルン(スタジオ放送用)②

(戦後の録音:1945-48)
CD 4

①リパッティ:ルーマニア舞曲集~ピアノと管弦楽のための*
②リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124
③グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
 エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団①②、
 アルチェオ・ガリエラ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団③
1945年10月10日①、1947年6月6日②/ジュネーヴ(ライヴ)、
1947年9月18-19日/ロンドン(スタジオ)③

CD 5
①J.S. バッハ(ブゾーニ編曲):ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
②バルトーク:ピアノ協奏曲第3番ホ長調 Sz.119
 エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団①、
 パウル・ザッハー(指揮)南西ドイツ放送交響楽団②
1947年10月2日/アムステルダム(ライヴ)①、
1948年5月30日/バーデン=バーデン(ライヴ)②

CD 6
①シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
②リパッティ:古典様式による小協奏曲Op.3 (1936)*
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団①、
 指揮者と演奏団体不明②
1948年4月9-10日/ロンドン(スタジオ)①、1948年(ライヴ)②

CD 7
①ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
②ショパン:ノクターン第8番変ニ長調Op.27 の2
③ショパン:ワルツ第2番変イ長調Op.34 の1*
④ショパン:舟歌Op.60
⑤スカルラッティ:ソナタ ホ長調L.23
⑥スカルラッティ:ソナタ ニ短調L.413
⑦リスト:ペトラルカのソネット第104番 S.161,No.5
⑧リスト:演奏会用練習曲「軽やかさ」S.144, No.2*
⑨ラヴェル:道化師の朝の歌
<ボーナス・トラック>
⑩フォーレ(カザルス編):夢のあとにOp.7 の1*
⑪ラヴェル(バズレール編):ハバネラ形式による小品*
⑫リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行*
 アントニオ・ヤニグロ(チェロ)⑩ - ⑫
1947年3月1,4日①、2月20日②⑥、9月24日③⑦、9月25日⑧、9月27日⑤、
1948年4月17,21日④⑨/ロンドン(スタジオ)、
1947年5月24日⑩-⑫/チューリヒ(スタジオ)

ディヌ・リパッティ最後の年(1950)
CD 8

①ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
②ショパン:ノクターン第8番変ニ長調Op.27 の2(即興付き)
③ショパン:練習曲ホ短調Op.25の5
④ショパン:練習曲変ト長調Op.10の5「黒鍵」
 オットー・アッカーマン(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団①
1950年2月7日/チューリヒ、トーンハレ(ライヴ)

CD 9
①モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
②シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ルツェルン祝祭管弦楽団①、
 エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団②
1950年8月23日/ルツェルン音楽祭(ライヴ)①、
2月22日/ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ライヴ)②

CD 10
①ショパン:14のワルツ集
華麗なる大円舞曲(ワルツ第1番)変ホ長調Op.18/ワルツ第2番変イ長調
Op.34の1/第3番イ短調Op.34の2/第4番ヘ長調Op.34の3/第5番変
イ長調Op.42/第6番変ニ長調Op.64の1「小犬のワルツ」/第7番嬰ハ短調
Op.64の2/第8番変イ長調Op.64の3/第9番変イ長調Op.69の1「別れの
ワルツ」/第10番ロ短調Op.69の2/第11番変ト長調Op.70の1/第12番
ヘ短調Op.70の2/第13番変ニ長調Op.70の3/第14番ホ短調[遺作]
②ショパン:マズルカ第32番嬰ハ短調Op.50の3
1950年7月3-12日ジュネーヴ(スタジオ)

CD 11
①J.S. バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
②J.S.バッハ(ケンプ編):シチリアーノ(フルート・ソナタ第2番BWV1031から)
③J.S.バッハ(ブゾーニ編):いざ来たれ、異邦人の救い主よBWV659
④J.S.バッハ(ブゾーニ編):主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639
⑤J.S.バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよBWV147
⑥モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310
<ボーナス・トラック>ラジオ・ジュネーヴのインタビューより
⑦J.S.バッハ(ブゾーニ編):主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639*
⑧ショパン:ワルツ第3番イ短調Op.34の2(断片)*
1950年7月9日①⑥、7月6日②、7月10日③-⑤/ジュネーヴ(スタジオ)、
7月27日/ラジオ・ジュネーヴ(スタジオ)⑦⑧

CD 12(ブザンソン告別演奏会)
①登場 即興
②J.Sバッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
③登場 即興
④モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310
⑤シューベルト:即興曲変ト長調D.899の3
⑥シューベルト:即興曲変ホ長調D.899の2
⑦ショパン:ワルツ第5番変イ長調Op.42
⑧同第6番変ニ長調Op.64の1「小犬のワルツ」
⑨同第9番変イ長調Op.69の1「別れのワルツ」
⑩同第7番嬰ハ短調Op.64の2
⑪同第11番変ト長調Op.70の1
⑫同第10番ロ短調Op.69の2
⑬同第14番ホ短調[遺作]
⑭同第3番イ短調Op.34の2
⑮同第4番ヘ長調Op.34の3
⑯同第12番ヘ短調Op.70の2
⑰同第13番変ニ長調Op.70の3
⑱同第8番変イ長調Op.64の3
⑲同第1番変ホ長調Op.18「華麗なる大円舞曲」
<ボーナス・トラック>
⑳J.S.バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよBWV147*(注)
1950年9月16日/ブザンソン音楽祭(ライヴ)①-⑲、
1947年9月24日/ロンドン(スタジオ)⑳

注(プログラム)最後の曲、ワルツ第2番Op.34 No.1を演奏する体力は残されていませんでした。この後(アンコールにこたえて)リパッティはバッハのコラール「主よ、人の望みの喜びよ」を演奏しましたが、このライヴ演奏は録音されていません。このボーナス・トラックは1947年の演奏です。このコラール曲は、(1935年5月20日パリでの)彼の最初のリサイタルの1曲目に演奏した作品でもありました。

ディヌ・リパッティ(ピアノ)(チェンバロ CD1-①②)
リマスタリング&サウンド・デザイン:2017年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)

★「神のような魂を持った芸術家」、これはプーランクがウォルター・レッグに彼を紹介した時の言葉です。ディヌ・リパッティ(1917.3.19-1950.12.2)、白血病のため、33歳で夭折した天才ピアニスト。遺された録音は数少なく、いまだに彼を慕って追い求めるファンは数多い。そんな状況下、生誕100年記念として、ドイツ・プロフィール・レーベルから12枚組のCD BOXが発売されました。
★EMIがスタジオ録音のほか、有名なライヴ録音多数を発売してきましたが、今回の12枚のCDのうち、4枚分はこれに該当しない本邦初出音源!いままでSPやLPやCDで世界各社から発売されたことのあるリパッティ録音はすべて網羅されている完璧なコレクションです!
★古くは10代の頃のものからあり、バッハ作品では珍しいリパッティのチェンバロ演奏に触れることができます。また、ブラームスのワルツは恩師ナディア・ブーランジェと連弾していて、リパッティのみならずブーランジェのピアノ演奏も聴くことができます。
★代夫にして人生の恩人エネスコを独奏者としたヴァイオリン・ソナタ2篇は国内盤も出ていなかった貴重な音源。チェリスト・ヤニグロの伴奏をつとめた録音は、前年にジュネーヴ国際コンクールでデビューしたヤニグロの力量を買い、共演コンサートを経て、チューリヒのコロンビアにテストレコーディングしたもの。息の合った絶妙のアンサンブルが聴けます。バッハ=ブゾーニの神々しい演奏はピアノ録音史上の至宝とまで言われています。
★さらにカラヤン指揮フィルハーモニア管と共演したシューマンの協奏曲が貴重。これは1967年に放映された「ウルトラセブン」最終回で、主人公モロボシ・ダンがアンヌに自分がウルトラセブンであることを告白した時にかかる音源。音楽を担当した作曲家・冬木透氏によれば、あとのない切迫した感覚がこの作品とこの演奏しかないと選んだもので、特撮物にクラシック音楽が延々とかかる前代未聞の劇伴音楽となりました。多くの少年をクラシック・ファンにした鬼気迫る名演です。
★このほかの協奏曲もリパッティの自作2篇をはじめバッハ、モーツァルト、ショパン、グリーグ、リスト、バルトークの名作。いまなお決定盤の評価が高い歴史的名演がたっぷり堪能できます。
★名高いブザンソンの告別演奏会も収録していますが、ショパンのワルツを1曲残して終わったこの演奏会を“復元”。アンコールで演奏されながら録音が遺されていない「主よ、人の望みの喜びよ」、彼のライフ・モティーフでもあるこの曲を3年前のスタジオ録音(国内未発売音源)で補い、感動的にアルバムを完結させています。
★世界で唯一、「リパッティ録音全集」ともいえるこのCD BOXの価値を広めるため、充実した日本語解説書を添付して国内発売!ホルガー・ジードラー(THS スタジオ)の手になるマスタリング音質にも文句ありません。復刻にも入念な作業ぶりで、たとえばCD3に収録されたエネスコのピアノ・ソナタ第3番は、これまでにリリースされたディスクはすべて誤ったピッチであったのを正しいピッチ、ニ長調に修正しています。ファンならずとも座右の愛聴盤にしておきたい永久保存盤です。

4909346013612

関連商品