至高のソロ再び・・・
現代最高峰のピアノの詩人,フレッド・ハーシュ唯一無二の世界
ここでしか感じられない感動・・・
ラストのビリー・ジョエルの楽曲は心を揺さぶってやまない名演!!
- アーティスト:フレッド・ハーシュ
- レーベル:PALMETTO RECORDS
- 品番:KKE-065
- 原盤品番:PM-2186
- 国内盤:(国内仕様)
- ジャンル:ジャンルジャズ
- 価格:¥2,300 + 税
- 形態:CD
- 付属品:日本語帯解説付
至高のソロ再び・・・
現代最高峰のピアノの詩人,フレッド・ハーシュ唯一無二の世界
ここでしか感じられない感動・・・
ラストのビリー・ジョエルの楽曲は心を揺さぶってやまない名演!!
フレッド・ハーシュ / オープン・ブック
1 The Orb (Fred Hersch) (6:26)
2 Whisper Not (Benny Golson) (6:27)
3 Zingaro (Antonio Carlos Jobim) (7:58)
4 Through The Forest (Fred Hersch) (19:34)
5 Plainsong (Fred Hersch) (4:51)
6 Eronel (Thelonious Monk/Sadik Hakim) (5:40)
7 And So It Goes (Billy Joel) (5:57)
Recorded at JCC Art Center Concert Hall, Seoul, South Korea
Track 4 recorded live in concert, November 1, 2016 /
All other tracks recorded April 1-3, 2017
メンバー:Fred Hersch(p) solo
★あふれるリリシズム、感情に繊細に寄りそって、琴線を優しくゆさぶる奥行き深い響き、世界中のファンの心をとらえる現代最高峰のピアニスト、フレッド・ハーシュの最新ソロ作品の登場です。
★2010年の本格復帰作『Whirl』から一年一作、トリオとソロ(またはデュオ)を交互にリリース。本作はトリオによる『サンデイ・アット・ザ・ヴァンガード』に続く一年振りの作品で、ソロ作品になりました。近年は、NY/ヴィレッジ・ヴァンガードでの演奏、才能豊かな今の時代に輝くゲストを迎えての一週間にわたるデュオ・コンサートをはじめ、アメリカ国内のみならず、ヨーロッパ、ここ日本を含めたアジア・ツアーと、精力的な活動を見せるフレッド・ハーシュ。本作は、韓国での録音になりました。
★想像を絶する重篤な病から10年の時が経ったとはいえ、今や、その間に困難があったことなど微塵も感じられない演奏。冷静に考えれば、やはり奇跡としか言いようのない年月ですが、本作はその間、フレッド・ハーシュの芸術に心酔してきた韓国人コンサート・プロモーター、ヒッチ・キムがオーガナイズした環境のもと録音された記録。当初、フレッド・ハーシュは、新しいソロ作は自分が大きく影響を受けてきたポップ・ソングを集めた作品にしたい、と話していましたが、この録音を聴いて、プランを変更したようです。
★原点はまず2016年11月。ソウルにある、JCCアート・センターにて記録されていたライヴ・レコーディングを聴いたフレッド・ハーシュは、20分近い即興演奏に特別なものを感じたとのこと。しかしながら、作品にするには、充分な素材がなかったため、2017年4月、ソウルの同ホールに戻り、その即興演奏にあう演奏を録音することを決意したとのことです。
★そして、その即興曲が後に”Through the Forest”と命名された、本作4曲目。演奏は正に筋書きのないドラマ。まぎれもなくフレッド・ハーシュが本作の原点とした一曲で、美しさと緊迫感が拮抗する演奏は、近年録音された演奏の中でも注目を集めるものがあります。のちに録音された曲は新曲を含め構成のある楽曲ですが、構成の有無に関わらず、それらが研ぎ澄ました集中力で、生み出されているのは言うまでもありません。実際、録音の際には、自らが抱く世界に忠実になるために、一つの場面に再三再四の演奏を試みることもあったとのこと。つまり、ここには、現代において最高のテクニック、音楽性、感性を持つアーティストが極めた記録があります。
★ミステリアスなスケールと響きから、テーマに入る時の、オープニング曲のカタルシス。いくら言葉を尽くしても語れない繊細なタッチで描かれる音像には、聴く人の記憶や感情までをも溶かしてしまうような不思議な力までも秘めているよう。この一曲で、虜になるファンも多いことでしょう。しかしオリジナルはもとより、サウダージがにじみわたるジョビン、ユニークなモンクのナンバーなど、全てが絶品。そして今回のラストは、ビリー・ジョエルの名曲“アンド・ソー・イット・ゴーズ”!“詩がもっている世界観を噛みしめ一つ一つの表現と対話することを大切にしている”と、かつてジョニ・ミッチェルのナンバーを演奏する時のことをフレッド・ハーシュは語ってくれましたが、ビリー・ジョエルのこのナンバーでも同じでしょう。<傷ついた心を抱えた主人公と恋人への思いを語った>曲によりそい、表現するハーシュ。曲に流れる哀愁あふれる繊細な演奏はもちろんのこと、そこには未来への一筋の希望を託すかのような凛とした響きがあり、今という時を生きる人に、かけがえのないものとは何かを語りかけてくるようでもあります。
★ドラマに満ちた全7曲。ここでしか感じられない感動が確実にあります。(※LPの収録曲/収録順は異なります)。