アナット・コーエン&フレッド・ハーシュ
世代の差を越えてリスペクトする2人のDuoコンサート!
コンサートの一音目で聴く人の心をつかむピアノ・・・!
そして全神経を集中した音の会話が繰り広げられた記録
- アーティスト:アナット・コーエン
- レーベル:ANZIC RECORDS
- 品番:KKE-076
- 原盤品番:ANZ-0061
- 国内盤:(国内仕様)
- ジャンル:ジャンルジャズ
- 価格:¥2,315 + 税
- 形態:CD
- 付属品:日本語帯、解説付
アナット・コーエン&フレッド・ハーシュ
世代の差を越えてリスペクトする2人のDuoコンサート!
コンサートの一音目で聴く人の心をつかむピアノ・・・!
そして全神経を集中した音の会話が繰り広げられた記録
アナット・コーエン & フレッド・ハーシュ / ライヴ・イン・ヒールスバーグ
1. A Lark Fred Hersch (8:23)
2. Child's Song Fred Hersch (7:21)
3. The Purple Piece Anat Cohen (8:27)
4. Isfahan Billy Strayhorn (8:05)
5. Lee's Dream Fred Hersch (5:19)
6. The Peacocks Jimmy Rowles (10:25)
7. Jitterbug Waltz Fats Waller (8:19)
8. Mood Indigo (Encore) Duke Ellington (5:13)
メンバー:Anat Cohen(cl), Fred Hersch(p)
★世代を越え、リスペクトし合う、現代最高峰の音楽家によるデュオ・コンサート!
★アナット・コーエンとフレッド・ハーシュは同レーベルANZICの作品『Tightlope』で共演した作品をリリース。またライヴでもたびたび共演。フレッドが多数のアーティストを招いたジャズ・アット・リンカーン・センターでのコンサートでも、アナットとの共演時間には、ジュリアン・ラージとの共演に並ぶ特別なものがあり、フレッド・ハーシュのアナットへのリスペクトを感じさせてくれました。
★本作は、そんな二人が、2016年6月11日にヒールスバーグ・ジャズ・フェスティヴァルに出演した際のライヴ録音。
★演奏した楽曲は、アナット・コーエンのオリジナルも一曲を入れつつ、冒頭の“ラーク”をはじめ、フレッド・ハーシュのオリジナル3曲と、フレッド自身がライヴで愛奏し続ける楽曲を組み入れた構成。この楽曲からも、フレッド・ハーシュのファンの方の興味をそそること間違いなしですが、そのような理性的なポジティヴな予想もいい意味で、大きく上回る音の世界が本ライヴで、正に一音目から、響きます。
★フレッド・ハーシュは、『ライヴ・イン・アムステルダム』『サンデイ・ナイト・アット・ザ・ヴァンガード』など、かつてリリースした作品の中で、たびたび、“一音目で完全集中した”ということを自ら語っていますが、この日のコンサートの一音目も、その世界に通じるものであったといえましょう。静まり返った会場に響くのは、繊細なピアニッシモの静謐な音。また高音の緊迫感と中音域の柔らかな響きの織りなす世界の豊かさには、聴く人の心を一瞬でつかむものがあります。続く“チャイルド・ソング”もしかり。楽曲の世界を導くイントロの慈しみ深い美しさは、正に絶品で、言葉を尽くしてもあふれる音楽の素晴らしさがあります。一方、アナット・コーエンは、そんな繊細なフレッドの世界に、音色も豊かに演奏。楽曲はフレッド・ハーシュ寄りのもの中心でその世界に寄り添う印象もありますが、演奏は、会話のよう。お互いが繰り出すメロディ、ハーモニー、リズム、また音色や音の強弱を、お互いが共に全身で全神経を集中して演奏。その演奏は、理知的に言えば、精妙そのものであり、しかし、それはまったく計算に基づくものではなく、すぐれた音楽家による音楽の賜物となっていることはいうまでもありません。
★どの曲も甲乙つけがたい演奏ですが、6曲目の“ピーコック”では、アブストラクトなピアノ・イントロから、あの有名なメロディに流れていく展開も見事。ファッツ・ウォーラーの7曲目では2人が戯れるように絡む演奏が楽しく、ラストはエリントン音楽の浪漫があふれます。
★本年2018年2月にフレッド・ハーシュはソロで来日。ますます話題も、ファンも広がる昨今に注目のリリースです。