ライヴ・イン・ロンドン

エスビョルン・スヴェンソン没後10年
名作『Viaticum』リリース直後の100ヶ所超、200,000人を動員した
ツアーの中からロンドンでのコンサート音源を作品化!!
ヨーロッパを席巻したオリジナルなトリオ・サウンド
その存在/演奏/ センス・・・永遠に不滅です

  • アーティスト:エスビョルン・スヴェンソン・トリオ
  • レーベル:ACT MUSIC
  • 品番:KKE-080
  • 原盤品番:ACT-9042
  • 国内盤:(国内仕様)
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:¥3,056 + 税
  • 形態:2CD
  • 付属品:日本語帯、解説付

TRACK LIST

エスビョルン・スヴェンソン・トリオ / ライヴ・イン・ロンドン

CD 1
1. Tide Of Trepidation (6:40)
2. Eighty-eight Days In My Veins (12:20)
3. Viaticum (8:10)
4. Mingle In The Mincing-Machine (14:20)
5. In The Tail Of Her Eye (5:10)
6. The Unstable Table & The Infamous Fable (15:00)

CD 2
1. When God Created The Coffeebreak (9:00)
2. Behind The Yashmak (17:40)
3. Believe, Beleft, Below (7:20)
4. Spunky Sprawl (10:45)
All songs composed, arranged, performed and produced by e.s.t.
Recorded by Åke Linton at the Barbican Centre, London 26 May 2005

メンバー:Esbjörn Svensson(p), Dan Berglund(b), Magnus Öström(ds)

★2008年、不慮の事故により、惜しくも生涯を閉じたエスビョルン・スヴェンソンの死から10年。絶好調のトリオの演奏を記録したロンドンのコンサート音源が作品化の運びとなりました。
★言うまでもなく、2000年代のヨーロッパにおいて、最もクリエイティヴであったエスビョルン・スヴェンソンは、1990年代初頭に実はひそやかにデビュー。デビュー作はスウェーデンの名門レーベルDragonからリリースされ、ファンの間ではお馴染ですが、その当時は、ビル・エヴァンス、キース・ジャレット、チック・コリアといったアーティストに似たスタイルと形容されたもの。実際、UKでの最初のコンサートは小さなピザをだすジャズ・クラブだったそうです。しかし、その才能に気づいたACTのシギ・ロッホが全面的にプロデュース!革新的なスタイルを打ち出し、00年代のヨーロッパのシーンにエスビョルン・スヴェンソンは、名実ともに屈指のアーティストと成長。そして、その影響と功績は、今なお、大きなものがあるといえましょう。
★エヴァンス、キース、チックというアーティストを出発点としたリリシズムと、スウェーデンをルーツにしたヨーロピアンの感性、類まれなキャッチーかつ美しいコンポジション、64年に生まれ、ロック/テクノ/エレクトロといったものを聴き、自分たちのサウンドに融合させるセンス、それらをクロスオーヴァーさせたサウンドは、その当時、世界中どこを探してもどこにもなかったオリジナルなもの。現在においては、キャッチーなメロディを超絶技巧で弾きまくるトリオ・ユニットが数多く出現し、フォロワーを生んだともいえますが、スヴェンソンのトリオはやはり別格。本質的に“伝統的なトリオの形を拡張”したオリジネーターのサウンドには唯一無二のものが存在します。
★本ライヴは、2005年5月のロンドンでのコンサート。名作『Viaticum』をリリースした直後で、当時、24ヶ国100以上のコンサートで演奏。観客動員数は、200,000人とのことですから、各会場の規模と動員数の大きさが容易に感じられ、驚きますが、あのパット・メセニーとのコンサートなども開催できたことも人気と実力/ センスの証明。実際、フランス/パリの最も影響力のあったシャンゼリゼ通りのヴァージン・メガ・ストアにおいて、パット・メセニーと同格でディスプレイされたアーティストも、このスヴェンソンの『Viaticum』。また、ジェイミー・カラムの「e.s.t.(エスビョルン・スヴェンソン・トリオ) はジャズ仲間でない友達を連れて行ける唯一のジャズ・トリオ」との表現を読んでも、その存在の位置が見えます。
★この日も当然ながら、チケットは全席ソールド・アウト!前半は、リリースしたばかりの『Viaticum』のナンバーを中心に演奏。後半は『Strange place for snow』のナンバーを中心に演奏。驚くのは、キッチリとアレンジされた作品の楽曲が、クールにも、完成度高く、しかし、ライヴならではの躍動感と即興で演奏されていること。会場からも、トリオの演奏に集中する聴衆の緊迫感が通じてきます。
★ヨーロッパのみならず、2006年には、米ダウンビート誌の表紙も飾ったスヴェンソン、その存在は永久に不滅です。

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