エルメス四重奏団によるフランスの傑作四重奏3作
- アーティスト:エルメス四重奏団
- レーベル:LA DOLCE VOLTA
- 品番:LDV-33
- ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 付属品:日本語帯・解説付
エルメス四重奏団によるフランスの傑作四重奏3作
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ短調
デュティユー:弦楽四重奏曲『夜はかくの如し』
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 op.10
エルメス四重奏団
〔オメール・ブシェーズ(Vn)、エリーゼ・リュウ(Vn)、ユン- シン・チャン(Va)、
アンソニー・コンドウ(Vc)〕
録音:2016年9月、ビビエーナ劇場(マントヴァ)
★シューマンの弦楽四重奏曲集(LDV 17)でデビューしたエルメス四重奏団。フランス人作曲家による3つの傑作へと舵を切っての最新盤の登場です。ラヴェルの弦楽四重奏曲は、彼らが四重奏団を結成したその日から取り組んできた大切な作品。ラヴェルもデュティユーも、コンクールで優勝をつかんだ曲でもあります。また、最近の演奏会でドビュッシーはもっともよく取り上げている作品ということで、満を持してのプログラムといえるでしょう。エルメス四重奏団は、アメリカで定期的にツアーを行っているほか、ヨーロッパおよび世界各地で公演を行っています。ラヴェル四重奏団、イザイ四重奏団、アルテミス四重奏団のもとで研鑽を積み、ともに音楽性をはぐくんできました。4人のメンバーたちは、ベルリンでエバーハルト・フェルツからも薫陶を受けているほか、アルフレード・ブレンデルのもとで現在も定期的に学んでいます。2011年、ジュネーヴ国際コンクールで優勝、2012年のニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションでも第1位にかがやいています。録音の会場となったビビエーナ劇場の裏の交通量の問題で、レコーディングは毎晩11時から翌朝4-5時にかけて行われました。最高の集中をもっておこなわれ、彼らのフレッシュで鋭い感性があますところなくとらえられた録音です。
◆レコード芸術 2018年6月号 特選盤