ある旅人のアルバム

鍵盤の青年魔術師にして名編曲家
驚愕の超絶技巧!
フローリアン・ノアックがいざなう、
音楽による旅

  • アーティスト:フローリアン・ノアック
  • レーベル:LA DOLCE VOLTA
  • 品番:LDV-43
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 付属品:輸入盤・日本語帯・解説付

TRACK LIST

「ある旅人のアルバム」

・パーシー・グレインジャー:イギリス民俗音楽編曲集(抜粋)
〔第19番 岸辺のモリー/第18番 騎士と羊飼いの娘〕
・ブラームス/ノアック編:ドイツ民謡集 WoO 33より*
〔第30番「私の思いのすべては」(生き生きと、そして心を込めて)、
第31番「あそこの牧場に一軒の家が建っている」(愛らしく、そして生き生きと)、
第7番「グンヒルデ」(穏やかなテンポで、そして共感して語るように)、
第34番「どうやって門から入ろうか?」(生き生きと)〕
・ラフマニノフ/ノアック編:≪3つのロシアの歌≫op.41から第3番*
・コミタス:アルメニア舞曲集より第2番エランギ、第5番シュシキ
・グリーグ:スレッター(ノルウェーの農民舞曲)op.72より
〔第14番「ヴォッセヴァンゲンのトロルの婚礼行列」、
第6番「ガンガル」、第4番「妖精の丘のハリング」〕
・ラドミロー/ノアック編:トレギエの風笛の旋律にもとづく5つの変奏曲
〔輪舞、舞踏会、パスピエ、舞踏会、舞踏会〕*
・シューベルト:ワルツ集 D145(1-12番)
・ヤナーチェク/ノアック編:ラシュスコ舞曲集(抜粋)
*〔第2番祝福の踊り、第5番チェラデンスキー〕
・ホアキン・ニン:「イベリア舞曲」(セビリアでの五月の一夜)
・シマノフスキ:「4つのポーランド舞曲」よりマズルカ、クラコヴィアク、オベレク
・マルトゥッチ/ノアック編:「タランテッラ」op.44から第6番*

フローリアン・ノアック(ピアノ)
録音:2017年12月21-23日、リエージュ・フィルハーモニー・ホール
*世界初録音

★1990年生まれのノアックによる、「音楽の旅」と題したアルバムの登場。さまざまな民俗音楽からインスピレーションを得た作曲家たちの作品に魅かれるというノアック。ここでは、民俗音楽の精神をもっとも「真正に」表現していると自身が考える作品を集めてプログラミングを行いました。いくつかはノアック自身による編曲ですが、これがまた驚きの超絶技巧。しかし技巧にはおぼれず、あくまでも作品の真髄が響いてきます。
ノアック自身がピアノ独奏用に編曲したブラームスのドイツ民謡集(抜粋)は、同じ音楽が繰り返されながら歌詞のみがつど変化するリフレインの箇所で、装飾音が変化するよう編曲されています。バラライカを模倣するオーケストラ・パートと声楽パートから成るラフマニノフの作品の編曲もドラマティックで聴きごたえ十分。フォーレの弟子ラドミローの作品は、オーケストラ版とピアノ連弾版が残されていますが、ノアックはオーケストラ版から編曲。豊かな色彩感が魅力です。プログラムの最後をかざる、「アルメニアのバルトーク」とも称されるコミタス作品も、東洋的でどこかノスタルジックな魅惑の世界となっています。ノアックの技巧の確かさと、表現の幅広さに驚き、それぞれの作品の豊かな個性に聴き入るアルバムです。
★フローリアン・ノアックは1990年ブリュッセル生まれ。12歳でエリーザベト王妃音楽大学の天才児養成コースの受講生に選ばれ、井筒ゆかに師事。
その後、ケルン音楽大学ではソリア出身のピアニスト・作曲家のヴァシリー・ロバノフ、バーゼル音楽大学ではクラウディオ・マルティネス・メーナーのもとで学んでいます。早くからロマン派と後期ロマン派の知られざるレパートリーの紹介に情熱を傾け、彼の演奏会プログラムには、しばしば、リャプノフ。
アルカン、メトネル、ドホナーニといった作曲家たちの名が並んでいる。すぐれた編曲家でもあるノアックは、ベレゾフスキー、バシキーロフ、カツァリスをはじめとする演奏家たちに、編曲作品を提供しています。

Artist

■ノアック来日情報
5月14日 19時開演 武蔵野市民文化会館(小ホール)※完売
ボロディン:だったん人の踊りほか

3770001903262

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