プロコフィエフ// カウエル// ラチュウミア

カウエルとプロコフィエフ作品でつむぐシンデレラの物語

  • アーティスト:ウィレム・ラチュウミア
  • レーベル:LA DOLCE VOLTA
  • 品番:LDV-60
  • ジャンル:ジャンルクラシック器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 付属品:輸入盤・日本語帯・解説付
  • 入荷予定時期:2019年4月後半入荷予定

TRACK LIST

セルゲイ・プロコフィエフ:
《-シンデレラ》からの3つの小品 Op.95
《-シンデレラ》からの10の小品 Op.97
《-シンデレラ》からの6つの小品 Op.10

第1景
1. ガヴォット Op.95
2. 争い Op.102
3. ヘンリー・カウエル - エオリアン・ハープ
4. 春の精 Op.97
5. 夏の精 Op.97
6. キリギリスとトンボ Op.97
7. 秋の精 Op.97
8. 冬の精 Op.97
9. 舞踏会へ行くシンデレラ Op.102

第2景
10. ヘンリー・カウエル - マノノーンの潮流

11. パスピエ Op.97
12. ブーレ Op.97
13. シンデレラと王子のワルツ Op.102
14. パ・デュ・シャール(ショールの踊り)Op.102
15. シンデレラと王子のアダージョ Op.97
16. シンデレラのヴァリアシオン Op.102
17. ヘンリー・カウエル - バンシー

第3景
18. 間奏曲 Op.95
19. 東洋 Op.97
20. 奇想曲 Op.97
21. ゆるやかなワルツ Op.95
22. 愛をこめて(アモローソ)Op.102
23. ヘンリー・カウエル - 妖精の鐘

ウィレム・ラチュウミア(ピアノ)

★ヘンリー・カウエルのピアノ作品と、プロコフィエフの「シンデレラ」の組み合わせという興味深いプログラムのディスクの登場。カウエル(1897-1965、アメリカ)の音楽は、トーン・クラスターや複雑なリズムなどで知られていますが、ここでは「シンデレラ」の物語の一場面に寄り添うように配置されています。
たとえばトラック3の「エオリアン・ハープ」は“仙女のお婆さん(=物乞い)” の登場、トラック17の「バンシー」真夜中の12時を告げる鐘の音、そして終曲として収録されている「妖精の鐘」はシンデレラの物語のエピローグ・・・。ラチュウミアの独創的なアイデアによるこの1枚は、シンデレラの物語をより豊かに浮かび上がらせるとともに、カウエルの音世界へも私達の耳を開いてくれるものとなっています。

=ラチュウミアの言葉=

カウエルのピアノ音楽とプロコフィエフの《シンデレラ》の相性が抜群であることが分かりました。言うなれば、互いが互いの鏡像であるような関係を築くのです。いずれの作品も、シンプルなテーマ、そして私がこよなく愛するテーマの一つ、つまり“おとぎ話” に関係しています。そしてその音世界は、子供の想像世界と大人の想像世界のはざまで奏でられ演じられるのです。それが、私がカウエルとプロコフィエフの作品を組み合わせた理由です。二人の作品は呼応するだけでなく、互いの魅力を際立たせもします。もっとも、今回のプログラムは吟味に吟味を重ねた結果です。

=ラチュミア(プロフィール)=

1974年、フランスのリヨン生まれ。フランス国立リヨン高等音楽院のエリック・ハイドシェックおよびジェリー・ムティエのクラスで学び、同院にて審査員満場一致・賞賛付の1等賞を獲得。同院の修士課程に進み、ムティエのもとで更なる研鑽を積んだ。クロード・エルフェにも師事したほか、メシアン夫人イヴォンヌ・ロリオ、ピエール=ロラン・エマールのマスタークラスを受講。音楽学の学士号も取得している。2004年、ヒューレット・パッカード財団「明日の音楽家」賞を受賞。第12回モンサルバーチェ国際現代音楽コンクール(スペイン・ジローナ)に入賞。2006 年、オルレアン国際20世紀ピアノ音楽コンクールで第1位「ブランシュ・セルヴァ特別賞」に輝き、同時に5つの賞も授与された。これまでにLA DOLCE VOLTA レーベルよりEXTASE MAXIMA(極限の恍惚)(LDV 16)、ファリャ:三角帽子ほか(LDV 27)をリリース。

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