若くしてウィントン・マルサリスに才能を認められた
ドミニク・ファリナッチをあのトミー・リピューマがプロデュース
豪華メンバーも参加し、POPな路線に進んだ作品
- アーティスト:Dominick Farinacci
- レーベル:MACK AVENUE RECORDS
- 品番:MAC-1112
- ジャンル:ジャンルジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
若くしてウィントン・マルサリスに才能を認められた
ドミニク・ファリナッチをあのトミー・リピューマがプロデュース
豪華メンバーも参加し、POPな路線に進んだ作品
Dominick Farinacci / Short Stories
1. Bamboleo(Tonino Baliardo)
2. Señor Blues(Horace Silver)
3. Soldier’s Things(Thomas Waits)
4. Doha Blues(Dominick Farinacci )
5. Sunshine of Your Love(Jack Bruce, Eric Patrick Clapton, Peter Ronald Brown)
6. Tango (Dianne Reeves)
7. Somebody That I Used To Know Walter ("Wally") Andre De Bucker. Luis Bonfa)
8. Afternoon In Puebla (Dominick Farinacci )
9. Black Coffee(J.Francis Burke, Paul FrancisWebster)
10. Parlour Song(Larry Goldstein)
Producer: Tommy LiPuma
メンバー:
Dominick Farinacci trumpet: 1-10; flugelhorn: 2
Larry Goldings piano: 1, 3-6, 8-10; organ: 1, 5, 9; celesta: 10
Christian McBride acoustic bass: 1, 3-6, 8-10
Steve Gadd drums: 1, 3-9
Dean Parks guitar: 1, 3-6, 8-9
Jamey Haddad percussion: 1-2, 4, 6, 8
Gil Goldstein accordion: 1, 4, 6, 8
Jacob Collier vocals and electronic instruments: 2, 7
Gabe Bolkosky violin/section leader
Leah Ferguson viola
Sawyer Thomson cello
Heidi Ruby-Kushious alto flute
Brianne Sharkey bass flute
Thomas Reed bass clarinet: 1, 3, 4, 6, 8-9
Mike Massy vocals: 4
Mark Mauldin trombone: 1
Strings & Woodwinds arranged by Gil Goldstein
★1983年生まれ、若くしてウィントン・マルサリスに認められ、一躍シーンにその存在をアピールしたドミニク・ファリナッチのMack Avenue移籍第一弾。
★20歳を前にして、マルグリュー・ミラー(p) や、ジョー・ファーンズワース(ds) といった錚々たる面々をメンバーに迎えた作品をリリースし、いい意味で若くして老成、ジャズの伝統を引き継ぐブルーズ感覚のあふれる演奏とバラードの演奏で話題を博したことも、期待の大きさを物語って余りありました。
★本作は、そんな正統派な顔をもっていたファリナッチにとって、ある意味“一転”ともいえる、新しい一歩を飾った一作。
☆プロデューサーには、なんとトミー・リピューマ。言わずもがな、マイルス・デイビスや、ビル・エヴァンス、またジョージ・ベンソンや、ダイアナ・クラールといったジャズ諸作のみならず、ポール・マッカートニーやナタリー・コールの世紀の名盤『アンフォゲッタブル』を手掛けたリピューマは、ファリナッチの世界を一新。オープニングはなんと、ジプシー・キングスの大ヒット曲。またトム・ウェイツのナンバー始め、クリームの名曲M5といったカヴァーもフィーチャーし、一方、ホレス・シルヴァーの名曲<セニョール・ブルース>でもクインシー・ジョーンズから才能を買われたジェイコブ・コリアーをフィーチャーするなど、そのサウンドは、POPな路線を軸にしています。また、ファリナッチとリピューマは、同じオハイオ州クリーヴランド出身というルーツをもちつつ、ここではファリナッチの旅の経験を描いたM4<ドーハズ・ブルース>でレバノン人のシンガーをフィーチャーしたアラビックなテイストを取り入れるなど、異色の展開。
★トミー・リピューマを核として豪華メンバーが集まったことも注目。この作品で、今後のファリナッチの路線がどのように行くのか、楽しみな所です。