★エンリコ･ラヴァ、エンリコ･ピエラヌンツィを始めとした数々のイタリア人アーティストとの共演はもちろん、チェット･ベイカー、ジョニー･グリフィン、スティーヴ･レイシー、そしてパット･メセニーとの共演など、ワールド･ワイドに活躍してきた、イタリアが誇るナンバー･ワン･ドラマー、ロベルト･ガットーの新グループが始動です！
★編成が、ピアノレスのカルテット2管編成、その2管の一翼を担うのが、アヴィシャイ･コーエンとくれば、その情報だけでジャズ･ファンの心を躍らせること間違いなしですが、音を聴けば、その気分はさらに高まります。
★ベースにはアメリカで活躍するDoug Weissですし、アヴィシャイの相方を務めるフランチェスコ･ベアザッティこそ、いささかマイナーな存在ではありますが、イタリアの数々のレーベルで縦横無尽に活躍する存在。
★トランペットとサックス(クラリネット)の絡まりは、時としてトリスターノの流れを汲む現代的なものもありつつ、自由かつ奔放な熱い演奏は、ドン･チェリーとオーネットが創り上げたあのゾクゾクするようなスリルと、色気さえもったサウンド。またミンガスの楽曲では、4人が本質的に自在に音楽を繰り広げる様をみせ、勢い溢れるハード･バップには、ブレイキーのジャズ･メッセンジャーズやブルーノート諸作の趣あり、ジャズの歴史を吸収してきたメンバーならではの音が展開されます。
★来日も近づく話題のトランペット、アヴィシャイの演奏はどの演奏も素晴らしいですが、特に5曲目の演奏は白眉！ゆったり目なテーマとフランチェスコのクールなソロから、いきなり、テンポをあげてギア･チェンジ！トランペット･トリオ編成はお得意といえども、まさかここまで燃え上がるとは･･･やはり、アヴィシャイ･コーエン、突き抜けてます。
★このグループでは先ごろまで、ヨーロッパ･ツアーも回っていたとのこと。メンバーそれぞれ、中心とする国は離れていますが、今後が楽しみすぎるグループです！！