世紀の悪女のもう一つの素顔
ヘンリー八世の妻の一人、アン・ブーリンのコレクション
- アーティスト:アラミレ
- レーベル:OBSIDIAN
- 品番:OBSCD-715
- ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
世紀の悪女のもう一つの素顔
ヘンリー八世の妻の一人、アン・ブーリンのコレクション
アン・ブーリン ソングブック:16世紀の作曲家らによる曲集
・御身はすべてが美しくあり給う(ジャン・ムートン)
・悲しみの聖母(ジョスカン・デプレ)
・彼女は誰なのか(アントワーヌ・ブリュメル)
・私はあなたに楽しみを上げましょう(クローダン・ド・セルミジ)
他
アラミレ
クレア・ウィルキンソン(歌) ヤコブ・へリングマン(リュート)
カースティー・ワトレー(ハープ) デイヴィッド・スキナー(指揮)
録音:2015年5月
★ヘンリー八世の6人の妻のうち最も悪名高いアン・ブーリン。王妃の侍女でありながらヘンリー八世を虜にしたアンは、ヘンリー八世と当時の王妃キャサリンとの離婚問題を巡る教皇との対立など、当時のイギリスの大混乱の火付け役でした。最期は反逆罪、姦通罪の疑いをかけられロンドン塔に監禁、処刑された彼女は、様々なエピソードからしたたかな悪女と言われますが、音楽をたしなむ一面もあったといわれます。このCDにおさめられているのは彼女が10代の頃から「アン・ブーリン ソングブック」として集めていた彼女のお気に入りの作品の数々です。彼女が処刑されるまでずっと彼女の持ち物の中にあったと言われる「アン・ブーリン ソングブック」は、その後500年間行方不明になっていましたが、最近になって発見されました。演奏を手掛けているのは、「アン・ブーリン ソングブック」発見後初めて蘇演をしたアラミレ。最後に収録されている「O Deathe rock me asleep(おお死よ、われを眠りに)」は「アン・ブーリン ソングブック」にはない曲ですが、アンが処刑の日まで監禁されていた部屋から見つかった詩による曲で、作詩者はアン本人ではないかと言われています。
運命に翻弄される前の音楽好きな少女だったアン、処刑前に静かに死を見据えるアンなど、悪女として語られることの多い彼女の別の一面を垣間見ることができる一枚です。