ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」

盤を裏返したらまた同じ音楽が流れてきた!プレスのミスか?
「英雄」の第1楽章提示部をSPで繰り返すとこうなります。
恐らく繰返しを録音した最初のレコードでしょう。

  • アーティスト:ウィレム・メンゲルベルク
  • レーベル:OPUS 蔵
  • 品番:OPK-2115
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

1. ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」
2. モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
3. マイアベーア:戴冠式行進曲-歌劇「預言者」より
4. ベートーヴェン:「エグモント」序曲

ウィレム メンゲルベルク(指揮)、
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団(ニューヨーク・フィルハーモニック)
録音:①②④1930年、③1929年
原盤:SP

★メンゲルベルクを聴くなら後年のアムステルダム・コンセルトヘボウとのもの、一般的にはそう思われている。しかしながら、改めてこのディスクの演奏を聴くと、このニューヨーク時代も十分に個性的であり、完成度の高いものだということがわかる。音質に関しても、強いハム音が混入したりして、ばらつきのあるテレフンケン盤に比べれば、このアメリカ・ビクターの録音の方がずっと安定している。この「英雄」を最初にCD化したのはBiddulph(WHL020、1994年)だが、このレーベルは消滅してしまったので、このオーパス蔵盤はそれ以来の、信頼出来る復刻盤だ。
★久しぶりに耳にしたが、メンゲルベルクらしさがこれほどまでに刻印されているとは驚いた。テンポは常に揺れているが、テレフンケン盤のように不自然ではないし、フレーズの処理や、管楽器の音色(特徴的なのがトランペットの扱い)など、まさにメンゲルベルクそのものである。また、テレフンケン盤や同時期のライヴ録音よりも、ずっと若々しいのも魅力である。なお、この時代に第1楽章の提示部が繰り返されているのは、非常に珍しい(この曲の反復を敢行した最初の録音?)。テレフンケン盤では反復は行われていない。(ライナーノートより)

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