ハイドン:交響曲第100番 ト長調「軍隊」、ベートーヴェン:交響曲第6番 へ長調「田園」

2016年新マスタリング!
ワルター&ウィーンフィルによる「田園」と「軍隊」

  • アーティスト:ブルーノ・ワルター
  • レーベル:OPUS 蔵
  • 品番:OPK-2116
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

①ハイドン:交響曲第100番 ト長調「軍隊」
②ベートーヴェン:交響曲第6番 へ長調 Op.68「田園」

ブルーノ・ワルター(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:①1938年、②1936年
原盤:SP

★「田園」といえばワルターである。一度ワルターに接してしまうと、他の盤はどこかに違和感がある。よそよそしかったり、重かったり、冷たかったり、粘りすぎたり。ワルター/ウィーンフィルで育ったぼくは、フィラデルフィア管弦楽団による再録音を聴いたときは、気分が悪くなるほどがっかりしたし、コロンビア響とのステレオ盤はずっと良かったが、それでも第2楽章の木管ソロの音がやせているのが気になった。もっとも、ワルター/ウィーンの復刻盤はあまりにも音が貧しく、 長い間、このステレオ盤を「田園」のベストに挙げてきたが、オーパス蔵のCDを耳にして、久しぶりに往年の感激が戻って来た。これからは「田園」のディスクを聴くときは、やはり第一にこのウィーン盤に手がのびるだろうし、よほど音にうるさい人以外にはこれをベスト盤として推薦したい。少なくともコロンビア盤とともに座右に備えるべきだ(宇野功芳 2001年)

宇野先生との出会い
出会いというより、こちらが勝手に押し掛けたと言ってよいものですが、それはオーパス蔵のCDが10点ほど出た頃、ウィーン国立歌劇場の「ナクソス島のアリアドネ」公演会場の横浜の県民ホールでした (2000年)。何列か前の席に写真でお馴染みの宇野先生の姿が見えました。SP復刻の対象にワルターとウィーンフィルの録音は欠かせません。ワルターといえば宇野先生、第1幕が終わった後突撃しました。先生はこのような不躾にも慣れておられるのか怖い顔もせず、オーパス蔵の話とライナーノートのお願いを聞いてくれました。「取り敢えず音を送りなさい、良ければ書くし、満足しなかったら書かない」。これが始まりでした。ワルターはまだ復刻前であり、フーベルマンの協奏曲録音をお送りしました。これが合格点を得て、宇野先生のライナーノートが始まりました。次はメンゲルベルクで、ワルターはその後でした。(オーパス蔵:相原了)

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