ゼンパーオーパー・ライヴ集成 第2 集

PROFILの名盤をALTUSがリマスター!
爛熟の調性音楽、その先の崩壊。
晩年シノーポリの真骨頂、渾身のマラ9に貴重な自作音源を併録。

  • アーティスト:ジュゼッペ・シノーポリ、シュターツカペレ・ドレスデン、他
  • レーベル:ALTUS
  • 品番:PALT-002/3
  • ジャンル:ジャンルクラシック交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD
  • 録音情報など:国内プレス
  • 付属品:日本語帯・解説付
  • 入荷予定時期:2019年4月下旬

TRACK LIST

ジュゼッペ・シノーポリ/ゼンパーオーパー・ライヴ集成 第2集

[CD1]
①マーラー:交響曲第9番 ニ長調 第1~3楽章

[CD2]
①マーラー:交響曲第9番 ニ長調 第4楽章
②シノーポリ:『コスタンツォ・ポルタ賛歌』より 第2曲
③シノーポリ:『愛の墓』III
④シノーポリ:交響的断章『ルー・ザロメ』

ジュゼッペ・シノーポリ(指揮①②)
ペーター・ブルーンス(チェロ③)
シルヴァン・カンブルラン(指揮③)
ペーター・ルジツカ(指揮④)
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:① 1997年4月6日、②1994年12月20日、③2004年3月5-6日、④2001年10月6日/ゼンパーオーパー(ライヴ)

★2001年、『アイーダ』の公演中に倒れ突然の死を遂げた指揮者ジュゼッペ・シノーポリ。その晩年の至芸を改めて振り返るべく、PROFILレーベルのシュターツカペレ・ドレスデン自選名演シリーズのライヴ音源をALTUSがライセンスして国内盤化。いぶし銀と讃えられたオーケストラの何物にも代えがたい伝家の宝刀と言うべき極上の響きに、シノーポリの偏執響的な細部へのこだわりが組み合わされ、さらにライヴならではの高揚感が加わった至高の名演奏。リマスターにより音質にさらに磨きをかけ、カップリングも再構成しています。
★解説書にはベルリン在住の音楽評論家・城所孝吉氏による2001年当時のシノーポリ追悼原稿を復活掲載。シノーポリのラスト・コンサートとなった『アイーダ』公演の現場に居合わせていた城所氏による、衝撃を抑えきれない迫真の文章は戦慄すら覚える劇的な内容です。
★マーラーはシノーポリ十八番の作曲家で、セッションによるフィルハーモニア管との全集録音も名盤の誉れ高いものです。セッション盤は一種どぎついような神経質さを強調したところがありますが、このドレスデンとのライヴ盤はオケの特徴的な響きも相まって美しい音色と肌触り。とはいえシノーポリならではの細かなコントロールが行き届いており、聴けば聴くほど音楽の深層が見えてくるような、含蓄のある美演を聴かせてくれます。マーラーの作曲技法の総決算と言うべき大作第9 番を、じっくりと濃密に描き切った至高の名演です。
★カップリングには作曲家シノーポリの作品を収録しており、マーラーの描いた世界のさらに先へ入り込んでいくような感覚にとらわれます。ブックレットには輸入盤所収の楽曲解説の貴重な日本語訳を掲載。シノーポリの作曲家としての一面を知る一助となるでしょう。『ルー・ザロメ』はシノーポリの急死を受けて彼に捧げるコンサートとして演奏されたもの。指揮者ルジツカはシノーポリの友人であり、告別式で追悼の意を述べた人物でもあります。

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