シュタルケルの技巧光る20世紀チェロ協奏曲集
- アーティスト:ヤーノシュ・シュタルケル
- レーベル:PRAGA DIGITALS
- 品番:PRD-250304
- ジャンル:ジャンルクラシック協奏曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 録音情報など:純正Stereo
- 収録時間:77:58
シュタルケルの技巧光る20世紀チェロ協奏曲集
ヤーノシュ・シュタルケル追悼
1. マルティヌー:チェロ協奏曲第1番(1955年第3版)【1990年3月19日/プラハ(ライヴ)】
2. プロコフィエフ:チェロ協奏曲ホ短調Op.58【1956年7月14-16日/ロンドン】
3. ドホナーニ:コンツェルトシュテュックOp.12【1956年7月14-16日/ロンドン】
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)、ジョン・ネルソン(指揮) チェコ放送交響楽団①
ワルター・ジュスキント(指揮) フィルハーモニ管弦楽団②③
★2013年に89歳の生涯を終えたハンガリー出身の名チェロ奏者ヤーノシュ・シュタルケル。彼の録音のなかから、20世紀のチェロ協奏曲を集めた好企画。有名な作曲家の作品ながら、意外に聴く機会のない3篇なのも大歓迎。マルティヌーのチェロ協奏曲第1 番は1930 年の初版が小管弦楽で、1939年に大管弦楽に直し、さらに晩年大改訂を加えました。ここではその最終稿を聴くことができます。
★プロコフィエフはピアノやヴァイオリンの協奏曲が人気なのに比べ、チェロ協奏曲はあまり馴染みがありません。第1番はソ連帰国後1938年の作で、「ピーターと狼」やバレエ音楽「ロミオとジュリエット」と同時期のもの。しかし独奏部の異常な難しさと西欧的感覚が不評で、いわば封印された作品となり、晩年に「交響的協奏曲」へ改作しました。シュタルケルは貴重なオリジナル稿で演奏。切れ味満点で、プロコフィエフならではのスリリングな音楽に興奮させられます。
★シュタルケルの同胞ドホナーニ初期のコンツェルトシュテュックも聴きもの。ドホナーニのメロディ・メイカーとしての才の光る作品で、どことなくリヒャルト・シュトラウスのオペラを思わせます。これもシュタルケルがとびきりの美しさで奏でています。