チャイコフスキー:カンタータ「モスクワ」
交響的バラード「地方長官」Op.78 他

これぞロシアの指揮、凄すぎる漢・ゴロワーノフの魅力を
SACDリマスタリングで!

  • アーティスト:ニコライ・ゴロワーノフ
  • レーベル:PRAGA DIGITALS
  • 品番:PRDDSD-350117
  • ジャンル:ジャンルクラシック管弦楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • 録音情報など:Mono, Bi-channel Stereo
  • 収録時間:77:36

TRACK LIST

チャイコフスキー:
①カンタータ「モスクワ」【1948年録音】
②交響的バラード「地方長官」Op.78【1948年録音】
③序曲「1812年」Op.49【1952年録音】
④交響幻想曲「テンペスト」Op.18【1951年録音】

ニコライ・ゴロワーノフ(指揮)モスクワ放送交響楽団、同合唱団、
リュドミラ・レゴスタエヴァ(Ms)、ダニール・デミヤノフ(Br)

★SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターしたシリーズ、今回ゴロワーノフが登場しますが、旧ソ連グラムプラストレスト社(メロディアの前身)製LPからDSDリマスタリング。ゴロワーノフの真価がいちばん発揮できるチャイコフスキー作品なので、ファンは冷静でいられるはずがありません。 ★圧巻は「1812年」。この演奏にはまると、他が物足りなくなる凄さ。時代的なノイズはありますが、音像がより明瞭になり、金管や打楽器のフォルティッシモで音が割れないのが感激。ゲルギエフやスヴェトラーノフも太刀打ちできない迫力とオーラは、これぞ「ロシア指揮者の魅力」の究極を示していると申せましょう。「テンペスト」も冒頭からゴロワーノフ節満載。こうしたドラマティックな曲はゴロワーノフにピッタリで、ただただ彼の魔力に吸い寄せられ、感動させられます。 ★珍しいのは交響的バラード「地方長官」。ゴロワーノフのディスコグラフィになく、ファンにも未知の録音。チャイコフスキーが「くるみ割り人形」以前にチャレスタを用いた作品ですが、あまり聴く機会のない作品だけに貴重。 ★カンタータ「モスクワ」と「1812年」は、さらなる資料的意義もあります。前者は1948年、後者は1952年の録音ですが、どちらも暗黒のソヴィエト時代それもスターリン存命中でした。皇帝の戴冠式式典用に作曲され、神が登場するカンタータの歌詞と、「1812年」の最後に現れる帝政ロシア国歌は、チャイコフスキーの本意とは別に改竄され別のものに置き換えられているのが、この録音が貴重な証拠となっています。今後聴くことのない版としての価値は計りしれません。
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