ヤルマル・ボルグストレム(1864–1925):ヴァイオリンとピアノのための作品全集

ワーグナー、シュトラウスの影響を受けたノルウェーのボルグストレム

  • アーティスト:ユーナス・ボートストラン
  • レーベル:SIMAX
  • 品番:PSC-1237
  • ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:52:21

TRACK LIST

ヤルマル・ボルグストレム(1864–1925):ヴァイオリンとピアノのための作品全集

ロマンスホ長調Op.12,ヴァイオリンソナタ ト長調Op.19,セレナード,エレジー,子守歌

ユーナス・ボートストラン(ヴァイオリン) ヘルゲ・ヒェクスフース(ピアノ)
録音:2013年1月13日-17日 アクースティクム(ピテオー、スウェーデン)
制作・録音:ジェフ・マイルズ

★ノルウェー・ロマンティシズム音楽の「復興(ルネサンス)」をめざすSimaxのシリーズ。歌劇《リーモルのトゥーラ》(PSC1230)、ヴァイオリン協奏曲と2曲の交響詩(PSC1311)につづきボルグストレムのヴァイオリンとピアノのための作品が制作されました。ヤルマル・ボルグストレムは、1864年、クリスチャニア(現オスロ)生まれ。スヴェンセン、L・M・リンデマン、オーレ・オルセンに学び、1887年から1889年までライプツィヒの音楽院、1890年からはベルリンなどで研究を続け、1903年に帰国しました。作品数は多くなく、2曲の歌劇、2曲の交響曲、5曲の交響詩、1曲ずつのヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲、そして室内楽曲。彼はメロディを書く才能にめぐまれ、伝統的なナショナル・ロマンティシズムのスタイルを基本に、ヴァイオリンソナタに見られるような、ワーグナーの伝統に沿ったリストやリヒャルト・シュトラウスの標題音楽の主導者として知られた彼の嗜好を反映した音楽も作曲しました。ボルグストレムは批評家としても活躍し、「ヴェルデンス・ガング」紙と「アフトンポステン」紙に寄せた、公平でバランス感覚のそなわった批評は、ノルウェーの音楽に大きく貢献したと言われます。ヴァイオリン協奏曲の録音でソロを弾いたボートストランが演奏するボルグストレムのヴァイオリンとピアノのための作品集。グスタフ・ランゲのヴァイオリン、作曲者のピアノで1906年にクリスチャニアで初演された《ソナタ》。ウジェーヌ・イザイに献呈され、管弦楽共演とピアノ共演の2つの版が1900年にライプツィヒで出版された《ロマンス》。ドイツ時代に書かれたと推測され、オスロの国立図書館に手稿譜が保存されている《セレナード》《エレジー》《子守歌》の3曲の小品。いずれも初録音です。ピアニストのヘルゲ・ヒェクスフースは、ベルゲン音楽院のイジー・フリンカとイェール大学のボリス・ベルマンに学び、スウェーデンの音楽大学で教えています。1998年のグリーグ賞の受賞者。ヘンニング・クラッゲルードと共演してグリーグのヴァイオリンソナタ全曲を録音しています。
7033662012374

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