ノルウェー伝統の楽器ハリングフェレの魅力
- アーティスト:オースヒル・ブライエ・ニューフース、イングフリ・ブライエ・ニューフース
- レーベル:SIMAX
- 品番:PSC-1333
- ジャンル:ジャンルクラシック室内楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:43:41
ノルウェー伝統の楽器ハリングフェレの魅力
芸術音楽のハリングフェレ
ヨハン・ハルヴォシェン(1864–1935):劇付随音楽《フォッセグリム》Op.21 から
フォッセグリム*、干草小屋のニッセ、結婚行進曲* 、ファニトゥレンり*
(イングフリ・ブライエ・ニューフース/ピアノリダクション*)
スヴェン・ニューフース(1932–):ハリングフェレ・ソロのための3つの作品
【ロンド、幻想曲第1番、幻想曲第2番】
ヨハン・クヴァンダール(1919–1999):ハリングフェレと弦楽四重奏のための五重奏曲 Op.50
オースヒル・ブライエ・ニューフース(ハリングフェレ)
イングフリ・ブライエ・ニューフース(ピアノ)
録音:2013年5月23日-27日 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
★オースヒル・ブライエ・ニューフース(1975–)とイングフリ・ブライエ・ニューフース Ingfrid Breie Nyhus(1978–)は、ノルウェー、レーロースのフィドル奏者一家の第4世代。姉オースヒルは、ノルウェー伝統の楽器ハリングフェレ(ハルダンゲル・フィドル)の奏者として、妹イングフリはピアニストとして活動しています。「ハリングフェレの長く重要な歴史に潜む神秘の力と神話の力に再び火をつける」。民族のアイデンティティというべき伝承の音楽をどのように芸術音楽に再生するかという課題に示された解答のひとつ、グリーグのピアノ曲集《スロッテル(ノルウェーの農民の踊り)》(Op.72)を原曲の演奏と合わせて収録したアルバム(PSC1287)に次ぐ第2作では、ハルヴォシェンとクヴァンダール、そして姉妹の父スヴェンの作品が演奏されます。ハルヴォシェン(ハルヴォルセン)の作品は、フィドル弾きミュラルグーテン(粉挽きの若者)と水の精にまつわる民話を題材にした劇付随音楽《フォッセグリム》(全曲録音:PSC1207)から「悪魔の踊り」の〈ファニトゥレン〉など4曲。独奏曲の〈干草小屋のニッセ〉以外の曲は、ハリングフェレと管弦楽のための原曲をイングリがピアノ共演のために編曲した版で演奏されます。スヴェン・ニューフースの《ハリングフェレ・ソロのための3つの作品》は、1979年から1982年にかけて「芸術音楽のコンサート」のために書かれた作品です。ウィーンの古典音楽を思わせる〈ロンド〉、ハリングフェレの共鳴弦の響きを活かしたニ短調の〈幻想曲第1番〉、速いテンポの「ハリング」に始まる〈幻想曲第2番〉。ヨハン・クヴァンダールの《五重奏曲》は、アンダンテの〈聴くための舞曲〉とアレグロの〈踊り〉の2楽章。北極圏ハーシュタの北ノルウェー・フェスティヴァルから委嘱を受け作曲されました。