メフィスト~悪魔たちのクラシック

めくるめく色彩感と妖しさ
大植英次の鮮やかな指揮がLPとなって再び登場!

  • アーティスト:大植英次
  • レーベル:REFERENCE RECORDINGS
  • 品番:RM-2510
  • ジャンル:ジャンルクラシック管弦楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2LP 200g 45rpm

TRACK LIST

メフィスト~悪魔たちのクラシック

LP1
Side A
リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」
Side B
リャードフ:交響詩「ババ・ヤガー」
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」

LP2
Side C
アーノルド:序曲「シャンターのタム」
デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
Side E
フランク:交響詩「呪われた狩人」
J. シュトラウスⅡ:ポルカ「暁の明星」

大植英次(指揮)ミネソタ管弦楽団
LP1(Side A):ジョ ルジャ・フリーザニス(ヴァイオリン)
録音:1997年10月ミネアポリス、オーケストラ・ホール

★大植英次&ミネソタ管の名盤がまた200グラム重量盤LPとなって登場。通常の半分のスピードでマスタリングとカッティテングをしたハーフ・スピード・マスター方式を採用。速度を落とすことによって、音質の劣化を防ぐことができ、結果として高い周波数やより良いステレオ・バランスを得ることができます。プレス工場は、アメリカのカンザス州のサライナにある工場「クオリティ・レコード・プレッシング (Q.R.P)」。 ★ヨーロッパの妖怪変化をテーマとした作品を集めたアルバム。どの作品も大植英次&ミネソタ管が作り出す千変万化の色彩感が炸裂した演奏で、アルバムのテーマである悪魔や呪いといった雰囲気を、幻惑的にときには滑稽に描いています。 ★LP1には4曲収録。はじめにリストのメフィスト・ワルツ第1番。ゲーテの“ファウスト” に影響されていたリストは「ファウスト交響曲」を作曲。さらに同郷のレーナウの“ファウスト” にインスピレーション得てこの「メフィスト・ワルツ」を作曲します。ドイツに古くから伝わる悪魔メフィストフェレスに魂を売り渡した主人公ファウスト。2人が訪ねた居酒屋での出来事が描写されたのがこの第1 番。大植英次は、重厚かつ色彩感豊かに振り、ミネソタ管の切れの良さが際立つ演奏です。続くサン=サーンスの「死の舞踏」は、アンリ・カザリスの詩をもとに歌曲として作曲、それを後に交響詩として再構成したもの。“夜中の12時、死神が現れる... 時計の音とともに骸骨達が現れ踊り始める... そして夜明けの雄鶏の鳴き声とともに墓場に逃げ帰る” というタイトル通り不気味な内容。生と死を潔く分けたようなメリハリがあり、ホールの音響効果を活かした、唸るような響きが印象的です。そしてロシア民話に出てくる妖婆「ババ・ヤガー」を題材としてリャードフの交響詩。ゴーゴリの戯曲「聖ヨハネ祭の夜のはげ山」を音楽化したムソルグスキーの代表作「はげ山の一夜」。 ★LP2の4作品は、まずスコットランドの魔女伝説に基づく詩を題材にしたアーノルドの「タム・オ・シャンター序曲」。そしてゲーテによる物語詩のフランス語版に着想を得たデュカスの交響詩「魔法使いの弟子」。彩り豊かな音色と開放的な金管の響きに引き込まれる演奏です。教会のミサに出席せず、村人が止めたのにもかかわらず狩りに出かけた伯爵に罰が襲いかかるというストーリーを基にしたフランクの交響詩「呪われた狩人」。そしてJ. シュトラウスⅡのポルカ「暁の明星」(ルシファー・ポルカ)。ルシファーは、“光をもたらす者” の意のラテン語で、太陽の日々の誕生を告知した“明けの明星” の神の称号。キリスト教では、ルシファーは堕天使の長でありサタン(悪魔)と同一であるとされています。見事に悪魔たちの饗宴といったプログラムです。
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