JDアレン , レギュラー・トリオでの超硬派な一枚!
グループと共に活路を広げるルディ・ロイストンにも注目
- アーティスト:JD Allen
- レーベル:SAVANT RECORDS
- 品番:SCD-2147
- ジャンル:ジャンルジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
JDアレン , レギュラー・トリオでの超硬派な一枚!
グループと共に活路を広げるルディ・ロイストンにも注目
JD Allen / Graffiti
1. Naked
2. Jawn Henry
3. Third Eye
4. Graffiti
5. G-dspeed, B.Morris
6. Little Mack
7. Sonny Boy
8. Indigo (Blue Like)
9. Disambiguation
メンバー:JD Allen(ts), Gregg August(b), Rudy Royston(ds)
★JDアレン、ピアノレス・サックス・トリオでの快心の一作!!前2作『Grace』『Bloom』ではピアノを迎えての作品となりましたが、再び、回帰です!
★『I am I am』を筆頭に、『Victory!』『Shine』(以上Sunnyside)、『Matador & The Ball』(Savant)とすべて不動のメンバーによるトリオ。『I am I am』 がリリースされた2008年をスタート時期と捉えても、本作では7年の時を超えてきて、貫禄もたっぷりになってきました。
★72年デトロイト生まれ。90年代のデビュー時から、そのスタイルはコルトレーン、ロリンズ、ファラオ・サンダース、またウェイン・ショーターら、レジェンドを引き合いに語られてきましたが、新作では、コルトレーンのスピリチュアリティとロリンズの自由なダイナミズムという双方の素晴らしいところが色濃く出た作品。ある種のこぶし、ヴィブラートなどにもサックス奏者としての魂を感じさせます。
★このJDアレン・バンドでのレギュラーの座を掴んで以来、バンドと共に成長し続けNYでの活躍の場を広げてきたルディ・ロイストンのドラミングも、力強く、しなやか。サックスとドラムの一騎打ちとなるオープニングから、この作品の硬派なサウンドは炸裂し、作品のレベルの高さを予感させてやみません。
★前半はスピリチュアル-モード色(コルトレーン的)、後半は正当バップ-ポスト・バップ色(ロリンズ的)が濃い傾向を集め、レコードでいえばA面B面的な構成も面白くあります。
★現代、数々のテナー・サックス奏者がいますが、求道的にサックスでのトリオの可能性を突き詰める存在としては、当代随一になってきたJDアレン。2015年という時代に送り込まれる熱き音は頼もしいばかりです。