What Time Is It?

オスカー・ブラウンJr.やベティー・カーターをナチュラルに歌う
ジャズ・ヴォーカルの本質が味わえる作品!!

  • アーティスト:Giacomo Gates
  • レーベル:SAVANT RECORDS
  • 品番:SCD-2157
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Giacomo Gates / What Time Is It?

1.I Didn't Know What Time It Was(R.Rodgers/L. Hart)
2.On A Misty Night(T.Dameron/G.Fame)
3.Somebody Buy Me A Drink(O.Brown,Jr.)
4.Silhouettes(B.Crewe/F.Slay)
5.In Cognito(T.Robbins/G.Gates)
6.Mr. Kicks(O.Brown,Jr.)
7.A Few Bucks Ahead(A.Frank/N.Bariluk)
8.I Can't Help It(B.Carter)
9.Disappointed(E.Jefferson)
10.Spinnin'(Speedball)(L.Morgan)
11.Too Many Things(Giacomo Gates)

メンバー:
Giacomo Gates(vo),Jerry Weldon(ts),John Di Martino(p),Tony Lombardozzi(g),
Lonnie Plaxico(b),Vincent Ector(ds)

◆1950年コネチカット州、ブリッジポート生まれのシンガー、ジャコモ・ゲイツのSavant第4弾!
◆Savantの第1弾は、ギル・スコット・ヘロン曲集。第2弾は、マイルス・デイヴィス縁の曲を歌ったライブ作品。第3弾は、ゲイツ自身が好む、ヴォーカリーズを得意とするシンガーたちへのトリビュート作品。そして今作“What Time Is It?”のコンセプトはもっとシンプルで、ゲイツのお気に入りの曲を、リラックスして、物語を語るように、グルーヴにのせて歌っただけ、とのこと。
◆往年の名曲は人々の中にイメージが出来上がっているものだが、ゲイツはそれに合わせることなく、自分の思うままに歌う。オスカー・ブラウンJr.やベティー・カーターなどの曲を取り上げているが、決してオリジナルのコピーをするわけでなく、独自の方法で歌っている。
◆1曲目“I Didn't Know What Time It Was”は、ゲイツの語りから始まる。何度も繰り返される “Clocks”という単語が独特のリズムを出しており、音楽的で面白い。2曲目“On A Misty Night”では、『Chet Baker/Boppin’』でのチェットのソロに、ジョージィ・フェイムが、ヴォーカリーズの為に歌詞を付けたものを歌っている。5曲目“In Cogni to”は、ゲイツが、トム・ロビンスの“Vill a Incogni to”を読み作った曲で、元々はStevie Dという映画のためのもの。9曲目“Di sappoi nted”は、Jazz At The Philharmonicによる“Lady Be Good”での、チャーリー・パーカーのソロに、ヴォーカリーズの先駆者でもあるエディ・ジェファーソンが詩をつけたもの。10曲目“Spinnin'”はリー・モーガンの曲で、ゲイツの、『Fly Rite(1998)』にも収録されている。
◆ゲイツの“歌”と“語り”には、もはや境界線がないようにも感じられる。語るように歌い、歌うように語る、ゲイツのジャズ・ヴォーカルとしての本質が味わえる作品だ。

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