★1953年NY生まれ、モンゴ･サンタマリア、デイヴ･ヴァレンティン、ガトー･バルビエリ、ジェリー･ゴンザレスのフォート･アパッチ･バンドなど、ラテン･ジャズ界のそうそうたるバンドで才能を発揮。一方、ソニー･ロリンズや晩年のチェット･ベイカーと共演するなどといった巨匠とのキャリア歴を持つ、才人ピアニスト、ビル･オコンネル。最新作はソロ･ピアノとなりました。
★ほぼ毎年のように来日し、楽しさあふれるラテンのスピリッツとともに、聴く人の心にしみこむバラード演奏が好評を博していますが、本作もその双方の要素をソロの中に溶け込ませています。
★“Misterioso”“Well You Needn't”の要素を取り入れた“Monk's Cha Cha”をタイトルにも据えつつ、その楽曲含め9曲中5曲はオリジナル。他も、アメリカン･スタンダードや、ジョビンといったもの。初めてモンゴ・サンタマリアと世界ツアーに出た1977年から早40年。ジャズとアフロ･キューバン/ラテンといった双方の音楽言語を操れるアーティストの注目作です。