Infinite Winds

マサチューセッツ工科大学のエリート学生の秀逸アンサンブル!

  • アーティスト:MIT Wind & Festival Jazz Ensemble
  • レーベル:SUNNYSIDE
  • 品番:SSC-1400
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

SOLAR RETURN SUITE (recorded live, world premiere performance) [27:56]
1. TERRENAL (1:32) 2. PULMÓN (3:42) 3. CÁTAROS (4:33) 4. BETWEEN THE LINES(3:55)
5. PLATENSE (5:37) 6. CAMELLO (3:54) 7. (gracias que hay viento) SOLAR RETURN (4:41)
Bill McHenry tenor saxophone (soloist) and the MIT Wind Ensemble GUILLERMO KLEIN

FROM FOREVER(world premiere performance) [16:15] CHICK COREA
8. (SUITE FOR BIG BAND DEDICATED TO HERB POMEROY)
MIT Festival Jazz Ensemble
(world premiere performance) CONCERTO FOR CLARINET AND WIND ENSEMBLE [14:20] DON

BYRON
9.TARANTELLA (5:09) 10.BALLADE (5:03) 11.FAST STUFF (4:07)
Evan Ziporyn clarinet (soloist) and the MIT Wind Ensemble
CONDUCTOR FREDERICK HARRIS, JR

★傑出した才能が集まる屈指のエリート校として知られるマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology = MIT)が主催する2つのアンサンブルMIT Wind Ensemble(MITWE), MIT Festival Jazz Ensemble(FJE)による演奏集。
★アンサンブルの奏者は、学部生、また大学院生によって構成。現在は双方のアンサンブルともに、1999年にWind Ensemble(MITWE)を設立したフレデリック・ハリス・ジュニアがディレクターを務めていますが、FJEはそこからさかのぼること36年。1963年、ジャズアーティストであるのみでなく、コンポーザー、アレンジャーとして活躍したハーブ・ポメロイが設立、50年以上の歴史を誇ります。
★さすがのエリート集団。卓越した演奏と、一糸乱れぬアンサンブルを披露し、音楽の才能もプロ的であるものを聴かせますが、興味深いのはまた取り上げた作曲家、楽曲といえましょう。ハーブ・ポメロイこそ、プロになるきっかけを与えてくれたミュージシャンであり、ティーン・エイジャーのころはMITの学生と定期的に演奏していたというチック・コリアが師匠ポロメイに捧げた楽曲ほか、アルゼンチンが生んだ鬼才ギレルモ・クラインの組曲、80年代からNYで新風を巻き起こしたクラリネットの異才ドン・バイロンによる組曲と三部構成。
★MITはかねてより、多様なコンポーザーの楽曲を取り上げてきているとのことですが、オクタトニック・スケールを効果的に使ったオリビア・メシアンにインスパイアされたというクラインの楽曲から、映画やテレビの音楽の世界で才能を発揮したレナート・ローズマン『(コンバット』のテーマ曲でも有名) にインスパイアされたというクラシック的なアンサンブルと、マーチ的なリズム、ジャズの即興を融合したバイロンの楽曲までを選ぶとは、やはり驚き。
★アメリカという国のとてつもない才能を感じてやまない異色のアンサンブル作品。クラインの組曲(M1-7)ではビル・マクヘンリーをフィーチャーしているところも注目です。

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