One Minute Later

マーク・ターナーFly、シェーマス・ブレイクなどとの共演作で
話題となったギタリスト、ディエゴ・バーバーの最新作が登場!!
ベン・ウィリアムズ、エリック・ハーランドの強力なリズム陣を迎え
自身のルーツ、スペインの土地や文化を表現した傑作!!

  • アーティスト:Diego Barber
  • レーベル:SUNNYSIDE
  • 品番:SSC-1481
  • ジャンル:ジャンルジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Diego Barber / One Minute Later

1.Jacaranda
2.Atlas
3.Dilar river
4.Mulhacen
5.Trevenque
6.Big House
7.Veleta's Peak
8.Elevira Maria
All compositions: Diego Barber

メンバー:Diego Barber(g),Alejandro Coello(marimba,perc),Eric Harland(ds),Ben Williams(b)

◆デビュー作でFly(マーク・ターナー、ラリー・グレナディア、ジェフ・バラード)を迎えた『Calima』、続いてもマーク・ターナー、ラリー・グレナディアに加え、シェーマス・ブレイク、アリ・ホーニッグなどを迎えた『The Choice』をリリース。NYの第一線で活躍するミュージシャン達との共演で話題となったギタリスト、ディエゴ・バーバーが、またも強力なリズムセクションを迎えてのリリース!!
◆言わずもがなの有名人、ベン・ウィリアムズとエリック・ハーランドを迎えた今作だが、気になるのはスペイン出身マリンバ兼マルチパーカッショニスト、Alejandro Coello の起用である。
◆スペイン、カナリア諸島出身、地元の音楽学校、マドリードの音楽大学、音楽院と長年に渡りクラシック・ギターの勉強をしてきたバーバーは、NYに渡り、NYジャズの中心人物と共演、ジャズ作品をリリースしてきたが、今作は趣向が異なるようだ。
◆今作は、マリンバの音から始まる。バンドが入り、雰囲気は一気にエキゾチックに。“Jacaranda”はアンダルシア固有の花の名前で、歴史的に中東と深い関わりのあるアンダルシアの土地・文化を音楽で表現している。2曲目“Atlas”は、モロッコの山々の美しさの印象を曲にした、バーバーの古い作品。マリンバとその他打楽器も効果的に響き、大自然を感じさせるサウンドだ。4曲目“Mulhacen”と、5曲目“Trevenque”も、スペインの山の名前。“Atlas”とはまた違い、同じ山をモチーフにした曲を比べるのも面白い。ちなみに、“Trevenque”は、スペインのカサグランデ通りの、バーバーのガールフレンドの家から見えるとか。そして、6曲目“Big House”は、その家のこと。最後8曲目“Elvira Maria”は、そのガールフレンド“エルヴィラ”に捧げる心のこもったソロ・バラードである。
◆全体的に、マリンバを始めとする打楽器の存在感が強く、この作品のサウンドを印象付けるのに多大な役割を担っている。それと、バーバーのガット・ギターとの相性は抜群だ。もちろんベン・ウィリアムズとエリック・ハーランドも、この作品のサウンド作りに大きく貢献している。
◆バーバーが長期間滞在してきた、彼のガールフレンドの故郷であるスペインの“Gójar”とその周りの風景などからインスパイアされたという今作の曲の数々は、スペインというバーバー自らのルーツを辿り表現した、ナチュラルで大らかな作風となっている。今までの作品も、NYジャズの中にどこかスパニッシュな雰囲気が滲み出ていたが、それが全面に出されているのが今作のポイントだろう。
◆ガールフレンドの存在は、彼の音楽に、間違いなく“良い影響”を与えた。影の貢献者、“エルヴィラ”に感謝!!

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