ゼレンカ:聖週間のための預言者エレミアの哀歌 ZWV53

瞑想的にして劇的。天国的に絶美な音世界
ゼレンカの「預言者エレミアの哀歌」
第一人者セメラードヴァーら生地チェコ勢による演奏で

  • アーティスト:ヤナ・セメラードヴァー
  • レーベル:SUPRAPHON
  • 品番:SU-4173
  • ジャンル:ジャンルクラシック音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 録音情報など:D D D
  • 収録時間:74:15

TRACK LIST

ゼレンカ:聖週間のための預言者エレミアの哀歌 ZWV53

ダミアン・ギヨン(テノール)
ダニエル・ヨハンセン(テノール)
トマーシュ・クラール(バス)
ヤナ・セメラードヴァー(指揮) コレギウム・マリアヌム
収録:2014年5月21、22 & 26日/鎖の下の聖母マリア教会、プラハ

★預言者エレミアのものとされる、旧約聖書の「哀歌」は、中世以来、アレグリ、ラッスス、ビクトリア、タリス、ドゥランテ、アレッサンドロ・スカルラッティなど数多くの作曲家たちによって創作のテーマとして扱われてきましたが、なかでも重要な位置を占めるのが、ゼレンカ(1679-1745)作による「エレミアの哀歌」です。 ドレスデン宮廷時代に作曲された「エレミアの哀歌」(1722)は、ゼレンカ初期の傑作のひとつで、プラハで書かれた「墳墓」(SU4068)、レスポンソリウムと並んで、聖週間のための作品です。 「エレミアの哀歌」は、テネブレの典礼(暗闇の礼拝)の一環として演奏されますが、ゼレンカは、瞑想的な様相と力強く劇的な説示とを結びつけることに成功しています。 また、ゼレンカの特異な楽器法の傾向が、たとえば、独奏ヴァイオリン、ファゴット、シャリュモー(今日のクラリネットに似た楽器)を用いた最後の哀歌にはっきりとみてとれます。 なお、ゼレンカは、各日の第一徹夜課の2つのルソンにのみ音楽を付けているので、この録音では、ドレスデン宮廷において、しばしば演奏されたように、第3ルソンには「グレゴリオ聖歌」を用いています。 前作(ゼレンカの「墳墓」)に引き続いて、天上の世界をおもわせる絶美の内容に挑むのは、ゼレンカの生地チェコ有数のオリジナル楽器アンサンブル、ヤナ・セメラードヴァー率いるコレギウム・マリアヌム。ダミアン・ギヨンをはじめ、ソリスト陣もきら星のごとき顔ぶれで、アルバムに華を添えています。
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