トルストイの短編小説を基にした
反戦のメッセージをともなうおとぎ話。
オストルチル最後の歌劇
「ホンザの王国」の初CD化!
- アーティスト:プラハ放送交響楽団、ヴァーツラフ・イラーチェク(指揮)
- レーベル:SUPRAPHON
- 品番:SU-4224
- ジャンル:ジャンルクラシック歌劇
- 価格:オープン価格
- 形態:2CD
- 録音情報など:モノラル
- 収録時間:137:33
トルストイの短編小説を基にした
反戦のメッセージをともなうおとぎ話。
オストルチル最後の歌劇
「ホンザの王国」の初CD化!
オタカル・オストルチル(1879-1935):歌劇「ホンザの王国」(「ジャックの王国」)(全3幕)
イーヴォ・ジーデク(ホンザ/テノール)、ヤロスラフ・ヴェヴェルカ(王/バス)、
ヤロスラヴァ・ヴィマザロヴァー(王女/ソプラノ)、
プシェミスル・コチー(悪魔/バス-バリトン)、ヨゼフ・チェレリン(父/バス)、
ミラーダ・イラースコヴァー(イワンの妻/ソプラノ)、
ズデニェク・オタヴァ(アンドレイ(オンドジェイ)/バリトン)、
リュドミラ・ハンザリコヴァー(オンドジェイの妻/メゾ・ソプラノ)、
アントニン・ヴォタヴァ(イワン/テノール)、ヨゼフ・ヘリバン(農民/バリトン)、
ヴァーツラフ・ピスカーチェク、アルトゥシュ・カロウス、
ヤロスラフ・シナーク、ヨゼフ・ステイグル、アルトゥル・シュヴィハ(悪魔の声)、他
プラハ放送合唱団、プラハ放送交響楽団、ヴァーツラフ・イラーチェク(指揮)
録音:1954年1月/チェコ放送スタジオ(プラハ)
オストルチル:「十字架の道」
プラハ放送交響楽団、ヴァーツラフ・イラーチェク(指揮)
録音:1957年11月19,20&24日/ルドルフィヌム(プラハ)
★チェコの作曲家オタカル・オストルチル最後の歌劇「ホンザ(ジャック)の王国」と管弦楽曲「十字架の道」が初CD 化でリリースされます。1879年プラハ生まれのオストルチルはプラハ大学で現代言語学を学び、その後プラハのチェコの商業アカデミーでチェコ語およびドイツ語の教師を務めました。
個人的に強い影響を受けたのはチェコスロヴァキア共和国の初代大統領トマーシュ・マサリクをはじめとする政治家もおり、音楽家にして行政官の経験もあった独自のキャリアを築きあげました。
★音楽家としてのオストルチルは芸術活動のすべての面で常に現代音楽の発展にかかわり、当時のプラハではあまり好まれてこなかったヤナーチェク、フェルステル、フィビフなどの作品も積極的に取り上げました。
★作曲家として自己に厳しかったオストルチルは番号付きの作品は25作のみ残し、それらは管弦楽曲と歌劇が中心となります。歌劇「ホンザの王国」はトルストイの短編小説を基にした反戦のメッセージをともなうおとぎ話で自身最後の歌劇となります。全3幕中、民謡を多くの場所で用いながらも、トルストイの主題を“伝説” という形を用いて第2次世界大戦前夜のヨーロッパの状況を象徴しており、オストルチル個人の民主主義とヒューマニズムに対する信念を具体化した作品です。また、カップリングの「十字架の道」は交響変奏曲の形をとったオストルチルの頂点に達した作品と言えます。
★80ページにも及ぶブックレットには上演時の写真も収められております。この貴重な音源をスプラフォンの2017年の最新リマスタリングでお楽しみいただけます。