ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123

イッセルシュテットの硬派な演奏で聴くベートーヴェン晩年の大作。
古今の『ミサ・ソレムニス』録音史に燦然と輝く名演が復活!

  • アーティスト:ハンス・シュミット=イッセルシュテット
  • レーベル:ALTUS
  • 品番:TALT-025
  • ジャンル:ジャンルクラシック声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 録音情報など:国内プレス ステレオ
  • 付属品:日本語帯・解説・歌詞対訳付

TRACK LIST

ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123

エリーサベト・セーダーシュトレーム(ソプラノ)
ケルスティン・メイヤー(アルト)
ペーター・シュライヤー(テノール)
キート・エンゲン(バス)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
北ドイツ放送交響楽団、同合唱団
録音:1966年11月13、14日(ライヴ、ステレオ録音)

★ターラ・レーベルの名盤を最新リマスタリングで復刻。シュライヤーはじめ名歌手を揃えた『ミサ・ソレムニス』のライヴ録音です。
★巨大な声楽と管弦楽が緻密かつ豪快にうねり積み上げられていくベートーヴェンの大曲を相手に、イッセルシュテットの硬派な美質が存分に発揮された名演。的確に立派に鳴り響く、申し分のない音楽造り。さすがドイツの伝統を体現する名匠といった演奏です。『アニュス・デイ』での暗から明への穏やかにしてゆるぎない移り変わりが殊の外すばらしく、多様な精神の流れがひとつに収斂していき、ベートーヴェンの神髄とも言える天上の世界に到達するラストは感動そのものです。
★オーケストラはイッセルシュテット自ら大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽団。彼は1945年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。その信頼関係が生む悠然とした演奏に注目です。


≪ALTUSの「TAHRA復活シリーズ」について≫
「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992年に初のCDをリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。
そんなTAHRAの残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。
ここに聴ける音は貴重なTAHRAオリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。

◆レコード芸術 2017年9月号 特選盤

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