ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』、
ブラームス:交響曲第4番

クナ指揮と間違えられた曰くつきの「皇帝」、
その実はドイツ音楽の神髄にあふれた名演奏会の記録!
同日のブラームスと合わせたTAHRAの名盤を復刻。

  • アーティスト:ヨゼフ・カイルベルト
  • レーベル:ALTUS
  • 品番:TALT-043
  • ジャンル:ジャンルクラシック協奏曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD 国内プレス
  • 録音情報など:モノラル
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

①ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調《皇帝》Op.73 ②ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ヴィルヘルム・バックハウス(①ピアノ) ヨーゼフ・カイルベルト(指揮) 南ドイツ放送交響楽団 ライヴ録音:1962年3月15日/シュトゥットガルト

★TAHRAレーベルの名盤をリマスター復刻。指揮者、ソリスト、オーケストラ、音楽、すべてドイツで固めたプログラムです。質実剛健の響き、真のドイツ・サウンドを貫く音楽家たちの共演! ★バックハウスがソロを務めた「皇帝」は初出時にクナッパーツブッシュ指揮ベルリン・フィルの演奏、と誤った情報で世に出てしまったことがある曰くつき音源。実際の演奏家が明らかにされたのちにTAHRAから発売されたCDは同日に演奏されたブラームスの4番をカップリングしたもので、この組み合わせによる発売はおそらく唯一。演奏会当日の一貫された雰囲気を窺い知ることの出来る1枚です。バックハウスの確固たる打鍵とライヴならではの感興、カイルベルトの骨太で立派なサウンド、どこを取っても充実しきった大いなる音楽が流れており、正攻法にしてズシリと腹に来る破格の演奏が繰り広げられています。ブラームス4番2楽章のホルンのカッコ良いこと! ★解説書には平林直哉氏書き下ろしによる、バックハウスの「皇帝」とカイルベルトの「ブラ4」それぞれのディスコグラフィ&聴き比べを掲載。両曲ともここに収録された演奏は他に無い聴き応えがあると語られており、またクナッパーツブッシュ誤表記についても言及されています。
≪ALTUSの「TAHRA復活シリーズ」について≫ 「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992年に初のCDをリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。 そんなTAHRAの残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。 ここに聴ける音は貴重なTAHRAオリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。

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