途切れることなく紡がれていく旋律に、ひたすら耳を澄ます
- アーティスト:アンサンブル・ラール・プール・ラール
- レーベル:WERGO
- 品番:WER-7342
- ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:76:33
途切れることなく紡がれていく旋律に、ひたすら耳を澄ます
近藤譲(1947-):
1. ボンジン(女声、アルトフルート、コントラバス)
2. ペルゴラ(フルート、ピアノ)
3. Lotus Dam(メゾソプラノとヴァイオリン)
4. カラミンサ(ギター)
5. 茂吉の歌六首(メゾソプラノ、ピアノ)
6. ディシラム(フルート、ギター)
7. 撚り III(ヴァイオリン、ピアノ)
8. トゥウェイン(フルートとパーカッション)
9. 3つの接骨木の歌(ヴァイオリンとパーカッション)
③④⑤⑧世界初録音
アンサンブル・ラール・プール・ラール
録音:2003年1月
★「線の音楽」で知られる作曲家・近藤譲。作曲者自身、たとえば151番目の音を決めるときは1番始めから150番目の音までを順に見直してから決定する、と言っているように、その作風はひとつの旋律をひたすら紡いでいく独特なもの。たくさんの音を凝縮し同時に響かせるようなことはまずありません。感覚的でありながらも必然性を感じる流れを作り出す独自の作曲法で、ひたすら音を聴き、吟味し、慎重に選び取っていきます。複数の楽器が使われていても、ひとつひとつの音とその進む先をしっかりと聴き分けることができ、音楽の流れに耳を澄ましていると不思議と安らかな気持ちになれます。
★「茂吉の歌六首」は斎藤茂吉(1882-1953)の短歌を用いた歌曲です。単純な音型をループさせるピアノと、一言ずつ言い聞かせるような落ち着き払った歌唱。ほのかに香る抒情性に魅せられます。この曲を始め、世界初録音の作品を4曲収録しています。