弦楽四重奏の新しい地平を切り拓く
- アーティスト:ソナー弦楽四重奏団
- レーベル:WERGO
- 品番:WER-7348
- ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:68:07
弦楽四重奏の新しい地平を切り拓く
ヘルムート・ツァップ(1956-):
弦楽四重奏曲第3番
『音』(弦楽四重奏曲第2番)
弦楽四重奏曲第1番
『Verschwommene Ränder ~9つのバガテル』(弦楽四重奏曲第4番)
ソナー弦楽四重奏団
録音:2015年11月21-24日
★ハイドン以降、弦楽四重奏というジャンルは作曲技術の根幹にあたる部分が結晶化したかのような調和と均整を持つ、完全なる四声体として書かれてきました。しかし現代に生きる作曲家ツァップは古典の在り方に真っ向から対立しつつ、かつ完成された弦楽四重奏の世界を作り上げることを試みます。そこにはメロディもハーモニーもありません。ピッチカート、トレモロ、ハーモニクス、グリッサンド、スル・ポンティチェロなどあらゆる奏法を駆使し、かつ大体の場面において4人とも同じ奏法でアンサンブルを行うことにより、ひとつの音の固まりが波打ちながら形を変え、変容していくような世界が拓かれます。「シュッ」「クッ」と口で発音する場面もあり効果満点。尖った表現が耳に突き刺さります。