カノンに魅せられた作曲家の挑戦
- アーティスト:ニコラス・ハッジス
- レーベル:WERGO
- 品番:WER-7365
- ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:2CD
- 収録時間:CD1 66:03 CD2 23:07
カノンに魅せられた作曲家の挑戦
ブリス・ポゼ(1965-):
[CD1]
3つのカノン ~ピアノのための(1989)
5つのカノン ~ピアノのための(1990-2002)
7つのカノン ~ピアノのための(2010)
9つのカノン ~ピアノのための(2004-2010)
[CD2]
Perspectivæ sintagma I(カノン)~ピアノとライヴ・エレクトロニクスのための(1997)
ニコラス・ハッジス(ピアノ)
ベンジャミン・レヴィ(ライヴ・エレクトロニクス)
録音:2016年8月16-19日
★1965年フランス生まれの作曲家ポゼによるピアノためのカノン集。すべて世界初録音です。作曲技術の最高峰であるカノンの神秘的な美しさに魅せられたポゼが、ルネサンスの多声声楽曲の大家オケゲムが創り上げたような「技法と美の統一」を1台のピアノ上で試みます。
★『9つのカノン』では楽器の限界に挑み、ピアニストに「ペダルの超絶技巧」を要求します。ソステヌートペダルを駆使し、クラスターが鳴り響いたかと思えば亡霊のような響きが残り、新しい音が加わり、といった具合。また、伝統的なカノン書法を最も根本的に取り入れたという『Perspectivæ sintagma I』(それでも古典的なカノンにはほとんど聴こえない?)は、同時にライヴ・エレクトロニクスを取り入れており、「譜面の厳格性」と「音の演出性」の両方に光を当て、互いの相違を提示しつつ生かすという作品です。