三人寄れば文殊の知恵。
新感覚サウンドを創造!
- アーティスト:トリオ・オムファロス
- レーベル:WERGO
- 品番:WER-7370
- ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:62:52
三人寄れば文殊の知恵。
新感覚サウンドを創造!
ジョン・ケージ(1912-1992)&トム・ジョンソン(1939-)作品集
①ケージ:Chess Pieces(1944)
②ジョンソン:Rational Melodies(1993)
③ケージ:Four Dances(1942-43)
④ジョンソン:Counting Duets(1982)より 第2番
トリオ・オムファロス
録音:2016年10月25-29日
①②編曲:トリオ・オムファロス(世界初録音)
★Stefan Hülsermann(クラリネット)、Olaf Pyras(打楽器)、Ji-Youn Song(ピアノ)の3人からなるトリオ・オムファロスは2006年に結成されて以来、その編成のユニークさと独創的なプロムラミングで目を引く活躍を続けています。音色はプリペアドピアノの拡張版と言うべきか、単旋律をユニゾンで演奏することによって気の抜けた楽しいサウンドを作り出しています(ちょっとファミコンっぽい音)。簡潔な音像のケージ作品はうってつけのレパートリーと言えるでしょう。
★1944年、ケージはデュシャンやイサム・ノグチらを含む多くの著名なアーティストと共に、ひとつの絵を展覧会に寄稿するように求められました。そのとき作られた絵画作品が『Chess Pieces』です。その中には音符や五線も見られたため、のちにトイ・ピアノで有名なマーガレット・レン・タンがピアノ音楽として再構築、演奏したことで知られています。このアルバムに収録されているのは、そこからさらにカラフルなトリオ編成にアレンジしたもの。マニア心をくすぐる選曲です。
★トム・ジョンソンは1939年アメリカ生まれで、1983年以降パリに在住する作曲家。作風は清々しいほどに徹底したミニマル音楽。ひとつのアルペジオを規則的にリズムを変えながらひたすら繰り返すとか、あるスケール中の音をひとつずつ増やしてメロディを伸ばしていくとか、単純極まりない世界で面白いことをやっています。