敏感な音色感覚でこまやかに描いた室内楽作品集
- アーティスト:アンサンブル・KNM・ベルリン
- レーベル:WERGO
- 品番:WER-7372
- ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:64:54
敏感な音色感覚でこまやかに描いた室内楽作品集
マルコ・ストロッパ(1959-): ①Hommage à Gy. K. (1997-2003/rev.2008) 「ジェルジュ・クルターグへのオマージュ」~クラリネット、ヴィオラとピアノのための ②Un segno nello spazio (1994) 「宇宙のサイン」~弦楽四重奏のための ③Osja, Seven Strophes for a Literary Drone (2005/rev. 2013) 「文学的なドローンのための7 つのストローフィ」~ヴァイオリン、チェロとピアノのための
アンサンブル・KNM・ベルリン
録音:2015年10月20-24日/ケルン、WDR
★イタリアの作曲家ストロッパによる室内楽作品集。彼はブーレーズのもとIRCAMで働いた経歴を持っており、生楽器でも繊細な音色を使いこなしています。「Hommage à Gy. K.」は7つの小さな楽章からなり、演奏者が互いの位置を繰り返し変えながら演奏します。クルターグを思わせる静謐で繊細な音のやり取りがさまざまなエフェクトとなり耳をくすぐります。「Un segno nello spazio」は弦楽四重奏ながら多層的な響きで、空間を削り出したかのような複数の切り口を見せ、宇宙的なパルスも感じます。「Osja, Seven Strophes for a Literary Drone」はロシアの詩人ヨシフ・ブロツキーを題材としており、《Osja》はブロツキーの愛称。弱音が支配的ですが動きは途切れず、集中が続く音楽です。