両曲ともに世界初演時のライヴ録音。叙事詩的かつ技巧的な歌にも注目!
- アーティスト:カジミエルツ・コルド
- レーベル:WERGO
- 品番:WER-7373
- ジャンル:ジャンルクラシック現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:71:24
両曲ともに世界初演時のライヴ録音。叙事詩的かつ技巧的な歌にも注目!
ロルフ・リーム(1937-): ①Die schrecklich-gewaltigen Kinde(r 2003) 「恐ろしき子供たち」~コロラトゥーラ・ソプラノと大アンサンブルのための ②O Daddy(1984) 「父」~オーケストラとテープのための
①ピーア・コムシ(コロラトゥーラ・ソプラノ)、アンサンブル・モデルン
②カジミエルツ・コルド(指揮)、南西ドイツ放送交響楽団
録音:①2013年10月15日/フランクフルト(ライヴ)
②1984年10月21日/ドナウエッシンゲン(ライヴ)
★ダルムシュタットで注目されドイツの現代音楽界を牽引、21世紀に入ってなお創作活動を続ける作曲家ロルフ・リームによる作品集。2曲とも初演時の録音を収録しており、演奏レベルの高さにも唸らされます。「Die schrecklich-gewaltigen Kinder」は古代ギリシャの詩人、ヘシオドスの「神統記」に基づいた作品。オーケストラがさまざまな肌触りのフレーズを細切れに繰り出し、ちぐはぐに音楽が進んでいきます。コロラトゥーラ・ソプラノは繊細にして超絶技巧の歌唱が求められ、表現豊かに物語を歌い上げます。カップリングの「O Daddy」は1977年にイタリアの若者マルコ・カルーゾが父親を殺した事件を題材にした作品。オーケストラのサウンドをテープが歪め、人々の語りがカオスのように聞こえ、うっすら「モツレク」が鳴り、ただ事ではない世界が広がります。