★イタリア随一のバッハ弾きアンドレア・バッケッティによる平均律クラヴィーア曲集の録音。1742年に完成した第2巻は、比較的長い期間にわたって作曲されたもので、そのスタイルは室内楽やオルガン作品、前古典派を思わせるものなど、第 1 巻より多彩な作風がみてとれます。バッケッティの鋭い洞察力と独特の感性が、唯一無二の演奏スタイルを生み出し、バッハの深淵を覗かせるような演奏を聴かせてくれます。
★アンドレア・バッケッティは、1977年、イタリア・ジェノバ生まれ。11歳という若さでクラウディオ・シモーネ指揮のイ・ソリスティ・ヴェネティと共演を果たし、早くからピアニストとして頭角を現していました。録音はイタリア・ソニーを中心に数多く行っており、2014年ソニー・クラシカルよりJ.S.バッハの「鍵盤作品全曲録音チクルス」、「フランス組曲(全曲)」が、2016年5月にはその第3弾となるJ.S.バッハの「ピアノ協奏曲全集」をリリース。また、バッハのインヴェンションとシンフォニアのCD(DYNAMIC社)では、2011年4月のBBCミュージック・マガジンで“Discs of the Month(月間最優秀賞)”に選出。