★ストーレ・クライベルグは、今日のノルウェーを代表する作曲家のひとり。トロンハイムに住み、ノルウェー工科自然科学大学(NTNU)の音楽学部の教授を務めながら、幅広いジャンルに作品を発表しています。《現代人のためのミサ曲》は、アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者追悼の式典で初演された《ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム》(Simax PSC1257)やグラミー賞の最優秀オペラ録音賞にノミネートされた《ダビデとバト・シェバ》(2L084SABD)により国際的にも知られる彼の声楽と管弦楽のための最新の作品です。「通常ミサ」のラテン語のテクストを合唱が歌う〈キリエ・エレイソン〉〈グローリア〉〈クレド〉〈サンクトゥス、ベネティクトゥス〉〈アニュス・デイ〉の5つの部分と、イギリスの詩人、ジェシカ・ゴードンがクライベルグから依頼されて書いた詩をソプラノとバリトンが歌う「祖国の喪失-難民)」「子供の喪失」「信頼と未来への希望の喪失」の3つの部分から構成。ミュンヘン大聖堂聖歌隊の委嘱により作曲、2015年にトロンハイムのニーダロス大聖堂とミュンヘン大聖堂で演奏されました。ソプラノのマリ・エーリクスモーエン、バリトンのヨハンネス・ヴァイセル、指揮のアイヴィン・グッルベルグ・イェンセン(1972–)。初演の音楽家たちの参加する録音セッションは、2016年8月、トロンハイムのオラヴホールで行われ、2Lのモッテン・リンドベルグが制作を担当しています。
[5.1 DTS–HD MA,9.1 Auro-3D,11.1 Dolby Atomsと2.0LPCMの音声を収録したBlu-ray disc au-dio、SACDハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Blu–rayディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACDハイブリッドディスクは通常のCDプレーヤーでも再生できますが、Pure Audio Blu-rayディスクはBlu–rayプレーヤーもしくはBlu–ray対応のPCをお使いください。]
2L レーベルについて
ノルウェーのオスロで誕生したレーベル【2L】は、世界で最初にブルーレイ・オーディオでアルバムを製作し、これまでにグラミー賞のベスト・サラウンド・サウンド部門等にノミネートされ、究極の高音質による録音が世界の注目を浴びています。社長のモッテン・リンドベルグ氏は、1992年に若干22才にして自らのプロダクション会社 Lindberg Lyd(Lyd=ノルウェー語でオーディオの意)を設立。EMI/Virgin、Naxos、Hyperion、Philipsをはじめとするレーベルのサウンド・エンジニア、プロデューサーとして活躍の後、2001年に自らのレコード・レーベル【2L】を設立しました。常に新しい技術を探求し、より良い音を追求する【2L】が新たに取り組んだのが「MQA(Master Quality Authenticated)」。「MQA」は、英メリディアン・オーディオが提案するハイレゾ再生の新たな高音質技術。BDオーディオにはmShuttle機能が装備されており、プレーヤーと家庭内ネットワークを接続させれば、ディスクに収録された楽曲のMP3とMQA両方の音源にアクセスすることが可能です。また同梱のSACDハイブリッドディスクは、MQAエンコードされた音楽データが収録されています。対応の機器で再生しますとハイレゾ相当の音質を再生することができます。*「MQA」再生には専用のデコーダーが必要です。
さらに高さ方向を取り入れた立体音響のAuro-3DやDolby Atmosといった最新音響技術も取り入れた、まさに最先端音響レーベルです。