ベートーヴェン 、1802年の遺書

美音ヴァイオリニスト、2Lのヘムシング
ベートーヴェン「クロイツェル」を録音!

  • アーティスト:ラグンヒル・ヘムシング、 トール・エスペン・アスポース
  • レーベル:2L
  • 品番:2L-160SACD
  • ジャンル: ジャンル クラシック 室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:SACD Hybrid
  • その他の製品情報:[DXD(24bit/352.8kHz)録音] [SACD: 5.1 multichannel DSD/2.0 stereo DSD/RedBook PCM: MQA CD]

TRACK LIST

ベートーヴェン 、1802年の遺書

ベートーヴェン(1770–1827):
ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30 no.3
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調《クロイツェル》 Op.47

ラグンヒル・ヘムシング(ヴァイオリン)
トール・エスペン・アスポース(ピアノ)
[Violin: Francesco Ruggeri(Cremona, 1694)、Piano: C. Bechstein Concert D282/Steinway D-model(track 6)]
録音:2019年4月、11月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ
★ノルウェーのヴァイオリニスト、ラグンヒル・ヘムシング(1988–)とピアニストのトール・エスペン・アスポース Tor Espen Aspaas(1971–)は、彼女の最初のソロ・アルバム『YR』(Simax PSC1315)がきっかけとなり、リサイタルのパートナーとしての共演を始めました。コンサートとフェスティヴァルへの出演、放送のための録音と、活動がつづき、グリーグ、シベリウス、カール・ニルセンの曲を弾いた『北国の音色(Northern Timbre)』(2L138SABD)を2017年にリリース。BIS レーベルに録音をつづける妹エルビョルグとも違うラグンヒルの感性と表現の音楽が注目され、ファンを獲得しました。ラグンヒルとトール・エスペンのデュオの新しいアルバムでは、2013年にボンの「ベートーヴェン・フェスティヴァル」で「ベートーヴェン・リング」を受け、ふたりにとって大切な作曲家、ベートーヴェンのソナタ2曲によるプログラムが組まれています。アルバムのタイトルにある「1802年」は「『芸術家』ベートーヴェンが『人間』ベートーヴェンを運命の手に委ねた、危機の年」といわれます。進行する難聴、ウィーンの社会と公の生活から締め出されているのではないかという疎外感といった問題に悩まされ、夏と秋に滞在したハイリゲンシュタットで「文字と音楽」による「遺書」を作りました。ト長調の曲など《3つのヴァイオリン・ソナタ》Op.30、《テンペスト・ソナタ》を含む《3つのピアノソナタ》Op.31、《エロイカ変奏曲》Op.35、交響曲第2番 Op.36 といった傑作群が作られ、そして翌1803年、ト長調の第8番と一緒にこのアルバムで演奏される、ベートーヴェンの「英雄的」スタイルを示す《クロイツェル・ソナタ》と呼ばれるイ長調のソナタが作曲されました。2019年、オスロのソフィエンベルグ教会でのセッション録音です。
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