『PAX(平和)』
声とサクソフォーンによる「平和」への祈り
教会に響き渡る透明な音、繊細な余韻に浸る録音
- アーティスト:アンサンブル96
- レーベル:2L
- 品番:2L-174SABD
- ジャンル:
ジャンル
クラシック
現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:Blu-ray Disc Audio + SACD Hybrid
- 収録時間:49:52
TRACK LIST
『PAX(平和)』
1.マッティン・オーデゴール(1985–):PAX(平和)(2017)(サクソフォーン四重奏、混声合唱と六重唱のための)
2.セシーリエ・オーレ(1954–):Speak LOUDER!(もっと大声で)(2019)(混声合唱、メゾソプラノ・ソロとバリトン・ソロのための)
3.アイオルフ・ダーレ(1985–): A Current Peace(現在の平和)(2021)(サクソフォーン四重奏のための)
4.スティーネ・ソルリエ:Pollination(受粉)(2010 arr.2020)(混声合唱と4人の独唱のための)
5.マッティン・オーデゴール(1985–):LUX(光)(サクソフォーン四重奏、二重合唱と3人の女声のための)
アンサンブル96
ニーナ・T・カールセン(指揮)
サクソフォーン四重奏団「カレント」
[アンデシュ・アーベルセト(サクソフォーン)1,5
オースヒル・ヘンリクセン=ハルトリ(サクソフォーン)
グドルン・ファライデ・フリースタ(サクソフォーン)
シリエ・エクホフ・ヴァルハウグ(サクソフォーン)]
カトリーネ・シルケング・オーサイデ(サクソフォーン)3
録音:2020年9月、2021年9月 ウラニエンボルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング・編集・ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ
[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Disc 1: SACD hybrid (5.1 multichannel DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM: MQA CD]
[Disc 2: Blu-ray: 5.1 DTS HDMA (24bit/192kHz), 7.1.4. Auro-3D (96kHz), 7.1.4. Dolby Atmos (48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region: ABC worldwide]
★オスロの室内合唱団「アンサンブル96」は、26人編成の室内合唱団として結成され、コンサートと録音を通じて「今日の音楽」を広く伝える活動が評価されてきました。『不滅のニューステット(Immortal NYSTEDT)』(2L 029SACD)と『KIND』(2L 076SABD)の2つのアルバムがグラミー賞の最優秀合唱部門と最優秀サラウンドサウンド部門にノミネートされるなど、国際的にも認められています。「アンサンブル96」と指揮者ニーナ・T・カールセン Nina T. Karlsen は、2011年からずっと、秋になると「平和(Peace/Fred)」と銘打ったコンサートを行ってきました。彼らと同じように現代の音楽の定着をめざして活動する、「今の、現在の、流行の」の名前をもつサクソフォーン四重奏団「カレント(Current)」は、2010年の結成以来、2度、この「平和」コンサートに参加してきました。
ラテン語で「平和」のタイトルをつけたアルバム『PAX』は、このふたつのグループのコラボレーションで作られました。「ノルウェーの作曲家たちが、平和というテーマをそれぞれに思索して作った新しい作品が、音楽と歌詞とカテドラルの神聖な空間のアンサンブルによって命を吹きこまれる」がコンセプトの作品です。
マッティン・オーデゴール Martin Ødegaard の《PAX(平和)》は、シェーンベルクの《地には平和を(Frieden auf Erden)》への注釈として、”pax” と “friede” の「平和」の2語を歌詞に作曲された作品です。《LUX(光)》は、レクイエム典礼文の「永遠の光のしあわせに はいることができますように」のテクストが、サクソフォーン四重奏と二重合唱と3人の女声によって演奏されます。
セシーリエ・オーレ Cecilie Ore の《Speak LOUDER!(もっと大声で)》は、『創世記』の「神は彼らを祝福して言われた。産めよ、増えよ、地に満ちて……」(1章28節)を引用、「地球の生態系を左右する種の絶滅の脅威に声をあげる」ことを主題にした歌詞を合唱と独唱者が歌う作品です。《A Current Peace(現在の平和)》は、ジャズ・ピアニストのアイオルフ・ダーレ Eyolf Dale が COVID-19 のパンデミックの期間にカレント・サクソフォーン四重奏団のために作曲しました。
スティーネ・ソルリエ Stine Sørlie は、ノルウェー作曲家協会の100周年のプロジェクト・マネージャーを務め、クラシカル、ジャズ、フォークと、幅広いジャンルの音楽家に作品を提供してきました。《Pollination(受粉)》は、自然界の音と騒音や電子音からインスピレーションを得て作曲されました。「花には声がある」。「sedum kamuschaticum(エゾノキリンソウ)」「acanthus mollis(アカンサス)」といった花の学名を散りばめた、彼女自身が作った詩が歌われます。ソルリエが2020年に編曲した「混声合唱と4人の独唱」の版による演奏です。
オスロのウラニエンボルグ教会でセッションが行われ、「アンサンブル96」のグラミー賞ノミネート作のモッテン・リンドベルグが制作しました。声とサクソフォーンが、高い天井の教会の広い「空間」に実体をもちつつ透明に響き、繊細な余韻を残す録音です。
[Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください]
7041888526827