①カルロ・モンツァ(1685-1739):「愛以上のものを求めて」
②フランチェスコ・ガスパリーニ(1661-1727):「そして、私にできることは」
③ジュゼッペ・ポルジーレ(1680-1750):「不幸なアリアドネ」
④フランチェスコ・マンチーニ(1661-1737):「Non voglio più catene」
⑤アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):「Lontananza non risana」
⑥ポルジーレ:「Ch’io t’adori o mia Clori」
⑦ポルジーレ:「Necessità di fato」
⑧マンチーニ:「Va sospirando il core」
⑨アレッサンドロ・スカルラッティ:「Ch’io da te mi divida」
★パドヴァのアントニアーナ図書館には、「カンターテ・アッラ・ヴィルトゥ・デッラ・シニョーラ・マリア・ピニャテッリ(Cantate alla virtù della Signora Maria Pignatelli)」と呼ばれる写本が所蔵されています。18世紀初頭のカンツォーニエーレには、1700年前後のイタリアの偉大な芸術の中心地にいたローマと教皇国(ボローニャ、フェラーラ、ラヴェンナ)、ミラノ公国、ナポリ、シチリア王国、ヴェネツィアなど、17人の作曲家による48の世俗的なカンタータがあります。この未出版のイタリア・バロックのカンタータを収録したのが当アルバムで、モンツァ、ガスパリーニ、ポルジーレ、マンチーニ、アレッサンドロ・スカルラッティの作品を収録しております。フランス期待のガルドンヌ独唱、古楽界屈指の名手ブリュノ・コセと実力派の演奏家が当時の世界を蘇らせます。