★今や押しも押されもせぬスター・ピアニストとして世界で活躍するユジャ・ワン。彼女は年間120 回以上の公演を行い、世界中を飛びまわり、様々なアーティストと共演する刺激的な生活を送る一方、常に孤独で、過度なプレッシャーに耐え、移動にともなう疲労や時差ボケ、など多くの苦悩と困難を日々乗り越えています。このドキュメンタリーは彼女のそんな生活に密着し、アーティストとしてひとりの人間として彼女の素顔に迫っています。 ドゥダメル& ロス・フィルとラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏、ニューヨークからカンザスシティへ移動し、さらにチューリヒに飛んでリオネル・ブランギエ& トーンハレ管弦楽団とのプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番を弾く。パリではチェロのゴーティエ・カプソンとのリサイタル、と目の回るようスケジュールをこなします。14歳から一人で暮らしているという彼女のスケジュールはすべてiPadで管理しているという。また彼女の強靭なテクニックやきらびやかな衣装は時に論争を巻き起こすこともあり、それについてユジャ・ワンは、それはただのうわべの姿で、自身はいつも作曲家、作品に寄り添い、音楽に向き合っているひとりの音楽家であるといいます。衣装については、ダンサーだった母親の影響もあり、露出に抵抗はなく、ただおしゃれが好きなだけと。「私は音楽家としてみられたいし、ハイヒールをはき、短い服を着た、ただの速弾きピアニストには見られたくない」(ユジャ・ワン)10代で世界のトップ・アーティストの仲間入りをしたユジャ・ワンならではの、苦悩と葛藤、そしてそれに打ち勝ってきた彼女の強さがよくわかるドキュメンタリー映像となっています。 ボーナス映像には、2016年ザルツブルク音楽祭でのライヴ映像が収められています。
トレイラーはこちらから→
https://www.youtube.com/watch?v=QztOECXUgKc&feature=youtu.be