★クリスティアン・ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンが、2012年から2019年までに収録したブルックナーの番号付き交響曲9曲のブルーレイ・ボックス。
ティーレマンは、ちょうど2012年からシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任。日頃からブルックナーへの熱い思いを語っていただけに、この公演・収録に関しては大きな期待がありました。そして両者の良好な関係から生まれる絶妙な音楽はすでに知られる通りであり、じっくりと遅めのテンポを基調に途方もないスケールで、深みを湛えた弦楽セクションに特徴的なこのオケの味わいを存分に堪能することができます。
また、収録場所は、本拠地ゼンパーオーパーのほかに、ミュンヘンのフィルハーモニー、2017年に完成したエルプフィルハーモニー、そしてバーデン=バーデン祝祭劇場と様々な会場で収録されており、それぞれの会場特有の響きを楽しむことができます。スローペースでありながら、じっくりとブルックナー・チクルスに取り組んできたティーレマンの音楽作り、そしてそれを見事に捉えた映像美も、このチクルスを味わうのに大きな役割を果たしています。
(このセットはブルーレイのみのリリースとなっています。また第7番は、Opus Arteでリリースされていたものと同演奏となります。)
トレイラーはこちら→
https://youtu.be/LvOApKkqjNQ