★《オルランド》は、イギリスの小説家のヴァージニア・ウルフが1928年に発表した小説『Orlando: A Biography』をもとにした作品。原作は、エリザベス1世統治下のイングランドで生まれた青年貴族・オルランドが、7日間の昏睡状態から目覚めたあと、女性へと変身。女性の文学者として地位を築き、結婚・出産を経験するという3世紀にわたる物語。ヴァージニア・ウルフは、英国のモダニズム文学を代表する作家で女権運動の先駆的存在と言われています。原作は、イギリスの詩人で作家、園芸家のヴィタ・サックヴィル=ウェスト(ウルフと親友であり恋人関係にあったとも)に捧げられており、二人の関係を基に描かれた半自叙伝的な小説と言われています。