East – West -in memoriam Nesuhi Ertegün (1917-1989)
AtlanticとWEA Internationalの幹部/レコード・プロデューサー
ネスヒ・アーティガン(1917年~1989年)
没後30年、2019年に開かれたコンサートの作品化
「ジャズには国境がない」と言い続けてきたネスヒのヴィジョンを検証
モロッコ、アルジェリア、韓国・・・洋の東西を結ぶACTの才能が集結
無縫にからむのはベトナム系フランス人ギタリスト、ヌエン・レ!!
- アーティスト:Jazz at Berlin Philharmonic X
- レーベル:ACT MUSIC
- 品番:ACT-9913
- ジャンル:
ジャンル
ジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
TRACK LIST
Jazz at Berlin Philharmonic X / East – West -in memoriam Nesuhi Ertegün (1917-1989)
1 Aicha 5:16
2 Bye Bye 7:50
3 You Made It Hard For Me 5:25
4 Ahlam 6:00
5 Rimitti 5:39
6 Hanging Gardens Of Babylon 5:22
7 Elevation Of Light 4:3
8 Encore: Bania 7:22
Composers:
01 & 08 traditional
02 - 05 composed by Nesrine Belmokh & Matthieu Saglio with lyrics by Nesrine Belmokh (02 & 03) and by Leïla Guinoun (04 & 05)
06 & 07 composed by Yoon Jeong Heo & Black String
Recorded live in concert by Klaus Scheuermann at the Berlin Philharmonie (KMS), November 20, 2019
Mixed and mastered by Klaus Scheuermann
メンバー:
Majid Bekkas / guembri & vocals (01 & 08)
Nguyên Lê / e-guitar (01 - 03, 07 & 08)
NES (02 - 05 & 08), Nesrine Belmokh (vocals & cello), Matthieu Saglio (cello & vocals), David Gadea(percussion)
Black String (06 - 08) Yoon Jeong Heo (Geomungo), Jean Oh (e-guitar), Aram Lee (daegeum & yanggeum), Min Wang Hwang (ajaeng & janggu)
<<ジャズ・アット・ベルリン・フィルハーモニック第10弾>>
ワシントンのトルコ大使の息子として育ち、Atlantic RecordsとWEA Internationalの幹部でレコード・プロデューサーであったネスヒ・アーティガン(1917年~1989年)。死後30年となった2019年、その偉業を追悼したコンサートの作品化。
企画人は、ネスヒを父親のように慕い、メンターとして仰いだ、ジャズ・アット・ベルリン・フィルハーモニックのキュレーター(本ACTのファウンダー)、シギ・ロッホ。ネスヒの生涯のテーマは「東と西の出会い」。このコンサートは、「ジャズには国境がない」としていたネスヒ、その彼の優れたヴィジョンを検証するものとなりました。
故郷のグナワ音楽と、ジャズほか、世界の様々な音楽とハイブリッドな融合を試みる、モロッコの奏者マジッド・ベッカス、カリスマ的な歌手/チェリストであるネスリン・ベルモクらのNESトリオ、ユンジョンホが率いる韓国のストリング・カルテット、ブラックストリング、それらに、ジャズ、ロック、アジアのフォークミュージックの世界を結びつけてきたイノヴェーター、ベトナム系フランス人のギタリスト、ヌエン・レが各グループと計5曲で共演するというなんとも刺激的な一夜。
マジッド・ベッカスのゲンブリが繰り出すリフに、ヌエンのエレキ・ギターが絡み合い、自由なヴォーカルとウネりながら、テンポをあげ、トランス状態に入りそうな展開を見せていくオープニングを筆頭に、各曲、音楽をもって、観客を様々な土地に誘う展開。長い歴史の中で、東西の文化が交錯し、形成された地中海世界の音楽のるつぼから引き出されたNESのオリジナル・サウンドとヌエンの無国籍なギターが絡む演奏、韓国/アジアのヴァイブレーションがコンテンポラリーなフィールをまとうBlack Stringの演奏・・・そして、ラストは、全プレイヤーが一同に会して、世界のグルーヴが交錯して大団円。会場には大喝采が上がり、コンサートの成功が伝わります。
コロナ・ウィルスの影響で、世界中のコンサートが中止を余儀なくされている今ですが、クラシックの殿堂のホールで、世界中のヴァイブレーションが交錯したこの作品に、再びの明るい未来も望みたくなります。
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