グスタフ・マーラー:交響曲全集(第1~10番)

大巨匠たちの成熟した演奏と若い世代の新鮮な演奏

ベルリン・フィルと8人の指揮者によるマーラーの音楽世界、発見の旅

ハーディング、ネルソンス、ドゥダメル、ネゼ=セガン、
ペトレンコ、ラトル、ハイティンク、アバド

  • アーティスト:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • レーベル:BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS
  • 品番:KKC-9612/25
  • 国内盤:(国内企画)
  • ジャンル: ジャンル クラシック 交響曲
  • 価格:¥21,780 (税込)
  • 形態:10CD+4 Blu-ray
  • 付属品:輸入盤・日本語帯・解説・歌詞対訳付 初回特典:2021年カレンダー(ポストカードサイズ)

TRACK LIST

グスタフ・マーラー:交響曲全集(第1~10番)

CD1-10
交響曲第1番 55:22
 ダニエル・ハーディング(指揮)
 録音:2019年3月29日

交響曲第2番『復活』 87:09
 アンドリス・ネルソンス(指揮)
 ルーシー・クロウ(ソプラノ)
 ゲルヒルト・ロンベルガー(メゾソプラノ)
 中部ドイツ放送合唱団(合唱)
 リスト・ヨースト(合唱指揮)
 録音:2018年12月15日

交響曲第3番 99:16
 グスターボ・ドゥダメル(指揮)
 ゲルヒルト・ロンベルガー(メゾソプラノ)
 カイ=ウーヴェ・イールカ(合唱指揮)
 ベルリン国立大聖堂少年合唱団
 ベルリン放送合唱団女声団員
 トビアス・レープナー(合唱指揮)
 録音:2014年6月13日

交響曲第4番 58:41
 ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
 クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
 録音:2014年3月22日

交響曲第5番 70:27
 グスターボ・ドゥダメル(指揮)
 録音:2018年10月27日

交響曲第6番 77:22
 キリル・ペトレンコ(指揮)
 録音:2020年1月25日

交響曲第7番 76:06
 サー・サイモン・ラトル(指揮)
 録音:2016年8月26日

交響曲第8番 78:12
 サー・サイモン・ラトル(指揮)
 エリカ・ズンネガルド(ソプラノ)
 スーザン・ブーロック(ソプラノ)
 アンナ・プロハスカ(ソプラノ)
 リッリ・パーシキヴィ(アルト)
 ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)
 ヨハン・ボータ(テノール)
 デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン)
 ジョン・レリエ(バス)
 中部ドイツ放送合唱団
 ハワード・アーマン(合唱指揮)
 ベルリン国立大聖堂少年合唱団
 ベルリン放送合唱団
 サイモン・ハルシー(合唱指揮)
 録音:2011年9月18日

交響曲第9番 89:38
 ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 録音:2017年12月3日

交響曲第10番より<アダージョ> 25:07
 クラウディオ・アバド(指揮)
 録音:2011年5月18日

*すべてベルリン、フィルハーモニーでのライヴ録音



Blu-ray Disc 1-4
交響曲第1~10番
 (ハイデフィニション・ビデオ)
 画面:Full HD 1080/60i - 16:9
 音声:2.0 PCMステレオ
    5.1DTS-HD MA
 リージョン:ABC(worldwide)
 総収録時間:795分
 字幕:独、英、日本語

マーラーとベルリン・フィル:指揮者達の対話(38分)



ダウンロード・コード
この商品には、上記全曲のハイレゾ音源(24bit/48kHz)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています。
ハイレゾダウンロードは2021年1月下旬より利用可能です。付属のダウンロードコードは有効です。


デジタル・コンサートホール
ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。


ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
★ベルリン・フィル・レコーディングスはこれまで、ひとつのテーマに沿ったセットをリリースしてきました。その中でも、作曲家に焦点を当てたセットは、ジョン・アダムスにはじまり、ブルックナーそして今回のマーラーと続きます。
★グスタフ・マーラー(1860-1911)は、2020年に生誕160年、2021年には没後110年を迎え、マーラーの交響曲は、今や世界のオーケストラの最も重要なレパートリーの一つといえるでしょう。ベルリン・フィルにおけるマーラー演奏の伝統は、1895年にマーラー自身が交響曲第2番を初演した1890年代まで遡ります。その後、オットー・クレンペラー、ブルーノ・ワルター、サー・ジョン・バルビローリ、ラファエル・クーベリック、レナード・バーンスタイン、ベルナルド・ハイティンクと数々のマーラー指揮者が客演指揮者としてベルリン・フィルと演奏してきました。
★そして、ベルリン・フィルの主要レパートリーとしての定着までの軌跡は、歴代の首席指揮者をみれば一目瞭然です。アルトゥール・ニキシュは、早くからマーラーに関心を持っていましたし、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーはかなり距離を置いていました。そして1970年代以降ヘルベルト・フォン・カラヤンはマーラーの作品に力を入れていきます。ニキシュ、フルトヴェングラー、カラヤンまでは、演奏されるのはマーラーの一部の作品に限定されていましたが、カラヤン以降、クラウディオ・アバド、サー・サイモン・ラトル、そしてキリル・ペトレンコは、交響曲全曲がレパートリーとして組み込まれていきます。
★当エディションには、完成した9つの交響曲と未完の第10番第1楽章を、過去10年間の演奏から選んでいます。現在の首席指揮者ペトレンコと前任者であるアバドとラトルの演奏、そして客演指揮者で構成されています。中でも、キリル・ペトレンコの6番は、2020年1月の演奏で、新型コロナウィルス感染拡大直前の演奏会であり、非常にアクチュアルな演奏会でありました。マーラーが描く細部、そしてそれを全体像として構築することは、指揮者としての試金石ともいえ、新首席指揮者としての期待が大きく膨らみます。ペトレンコは、高い視点と広い視野に基づいた独特の知性とエモーションで作品を築き上げています。
★そして、オケとの関係が成熟期に達したアバドとの10番はまさに阿吽の呼吸。ハイティンクとの9番も同様、高い信頼関係の中で繰り広げられる演奏は、ハイティンクのこれまでの集大成ともいえる芸術的な成果が聴かれます。さらにヤニック・ネゼ=セガン、ダニエル・ハーディング、アンドリス・ネルソンス、グスターボ・ドゥダメルといった若い世代の指揮者との演奏にも注目。大巨匠たちの成熟した演奏と新しいアイデアを実践しようとする若い世代の新鮮な演奏。まさにマーラーの音楽世界を凝縮したセットとなっています。

◆レコード芸術 2021年4月号 特選盤

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