ノルウェーの次世代を担うピアニスト、クリスチャン・イーレ・ハドラン
- アーティスト:マッティ・ヒュオッキ
- レーベル:ALBA
- 品番:ABCD-392
- ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:3CD
- 収録時間:2:35:40
ノルウェーの次世代を担うピアニスト、クリスチャン・イーレ・ハドラン
『ベリマニアーナ』- ベリマン、男声合唱のための音楽 エーリク・ベリマン(1911–2006)
[CD1]
・わたしのバラ、わたしのユリOp.77a(1975)(独唱と男声合唱のための民謡調組曲)
・5つの歌 Op.15(1944)【古い陶磁器/夜想曲】
・石碑Op.54(1961)(バリトン、男声合唱と打楽器のための)(『エッダ』による)
・4つのそれほど真剣でない歌 I Op.22b(1947)(男声合唱のための)
【楽園の一日/違う、あなたじゃない/花/行商人】
・ティピタカ組曲Op.93(1980)(バリトンと男声合唱のための)(『スッタニパータ』による)
【朗読/目覚め/サイ/矢】
・雪 Op.59b(1966)(フルート、バリトンと男声合唱のための組曲)
【音が鳴る/新雪/霜/雪の上の影のようにやさしく】
[CD2]
・子供の夢Op.56b(1963)(子供と大人2人の朗読、男声合唱とリコーダーのための)
【子供の夢/森の子供】
・故郷の村 Op.17(1945)【仕事を終えて家路に/踊り/民謡調のポルカ】
・北欧の春 Op37a(1951)(テノール、クラリネットと男声合唱のための幻想曲)
・野原は歌う(1957)
・青春の夢Op.22a(1946)
・イスラエルの民Op.61(1968)(バリトン、男声合唱、2つのトランペット、2つのトロンボーンと3人の打楽器奏者のための)(『イザヤ書』による)
・古代の絵Op.35c(1950)
・アダージョOp.47a(1957)(バリトン、フルート、男声合唱とヴィブラフォーンのための)
・変身Op.35d(1950)
・夜の声 Op.84(1977)(バリトンと男声合唱のための)
・6月のサウナ Op.50b(1959)
・プンシュ酒の歌(1955)
[CD3]
・Hä Li Bomp Op.57a(1964)(朗読、テノールと男声合唱のための)
・おいで愛しい人 Op.111(1988)(バリトンと男声合唱のための組曲)
【僕の大好きな人は君/君がいなくなった/僕と一緒に来るかい?/海に歌う憧れの歌/わたしの知ってる人がやって来ることがあれば】
・3つの歌Op.30(1948)【朝早く/ぐるぐる回るパンケーキ】
・トゥオネラの家畜Op.57b(1964)(ジャン・シベリウスへのオマージュ)(男声合唱のための)
・3つのそれほど真剣でない歌 II Op.35b(1950)(男声合唱のための)【天国の楽団/子守歌/鳥を狩る】
・鳥Op.56a(1962)(バリトン、5人の独唱、男声合唱、打楽器とチェレスタのための)
・3つのそれほど真剣でない歌 III Op.39(1952)(男声合唱のための)
【鳥のさえずり/カタツムリの歌/おーい!】
・山の上に古い町がある(1956)
・カレリアーナOp.112(1988)(男声六重唱のための組曲)
【子守歌/田園詩/魔法/嘆きの歌/わたしの恋人】
マッティ・ヒュオッキ(指揮) ベリマニア・アンサンブル
ペトリ・ベクストレム(テノール、バリトン)、サンポ・ハーパニエミ(バリトン)、ラッベ・オステルホルム(バリトン)、イーダ・アントラ(ソプラノ)、ハンナ・キンヌネン(フルート)、ミッコ・ラーサッカ(クラリネット)、エーロ・サウナマキ(リコーダー)、リスト・ラッパライネン(チェレスタ)、オッリ=ペッカ・マルティカイネン(打楽器)、パシ・スオマライネン(打楽器)、ユッシ・マルッカネン(打楽器)、ヴェリ=へイッキ・パルヴィアイネン(打楽器)、トマ・ビュニョ(トランペット)、アンニ・ヤースケライネン(トランペット)、ヴァルッテリ・マルミヴィルタ(トロンボーン)、ダレン・アコスタ(トロンボーン)、ダニエル・シュルツ(朗読)、トゥーマス・トコランデル(朗読)、トム・ヴェンツェル(朗読)、タッラ・アンサンブル パシ・ヒュオッキ(リーダー)
録音:2011年5月27日–28日、2012年1月7日、5月26日、2013年1月11日–12日、5月18日、2014年3月29日、5月9日–10日
フィンランド放送(YLE)M2 録音スタジオ(ヘルシンキ)
制作:ラウラ・ヘイキンヘイモ、マッティ・ヒュオッキ
録音:アヌ・ピュルッカネン
★エーリク・ベリマン(1911–2006)は、フィンランド・モダニズムに大きな存在感を示した音楽家のひとり。1930年代から1940年代にかけてはロマンティックなスタイルで作曲、1940年代の後期からは半音階を用いた作曲を手がけ、1952年、フィンランド初の十二音技法による作品となるピアノのための《エスプレッシーヴォ》を作曲しました。作曲家ベリマンの好奇心は、時代は古代エジプトから古代フィンランドの呪文や中世の宗教音楽へ、地域はサーミの地方から地中海地方、ヨーロッパから極東へと広がり、異なる世界から得たインスピレーションは多様なジャンルの作品に活かされました。ベリマンは合唱指揮者としても活躍、1950年代の初期からはヘルシンキのアカデミー男声合唱団と男声アンサンブルのムントゥラ・ムシカンテルの指揮を任され、彼らのためにさまざまなスタイルの男声合唱曲を作曲しました。新たな試みを行った作品も多く、男声合唱のための作品は、作品番号をもつものだけでも150を数える彼の作品群の中でも重要な位置を占めています。
★20世紀の男声合唱音楽を彩った彼の作品を3枚のディスクに収めたアルバム『ベリマニアーナ』。「民謡調」の組曲《わたしのバラ、わたしのユリ》、古代北欧の詩集『エッダ』による《石碑》、南伝仏教の経典『スッタニパータ』による《ティピタカ組曲》、ステーンハンマルも歌曲にしたブー・ベリマンの詩による《アダージョ》、フィンランドの伝承詩などをテクストにした組曲《おいで愛しい人》、ブルムダールのオペラで知られる『アニアーラ』の原作者、ノーベル文学賞を受賞したハッリ・マッティンソンの詩に作曲した「ジャン・シベリウスへのオマージュ」《トゥオネラの家畜》、『旧約聖書』の『イザヤ書』による《イスラエルの民》、スウェーデンのヤン・フリーデゴード、ハリエット・ローヴェンイェルム、グスタフ・フローディングの詩による3つの《それほど真剣でない歌》。ベリマニア・アンサンブルは、シベリウス・アカデミー・ヴォーカルアンサンブルの男声セクションによるグループ。ヘルシンキ大学男声合唱団を長年指揮したことで知られるマッティ・ヒュオッキが指揮しました。
★録音セッションは2011年から2014年にかけてが行われ、オペラとコンサートの歌手として活動するソリストたち、ラハティ交響楽団の首席打楽器奏者を務めたマルティカイネンをはじめとする器楽奏者、俳優のトム・ヴェンツェルたちが朗読に参加。ベリマン自身のフィンランド語詩による男声六重唱曲《カレリアーナ》は、パシ・ヒュオッキがリーダーのタッラ・アンサンブルが担当しました。