カナダ系フィンランドの作曲家
マシュー・ホイットールの作品集
- アーティスト:マシュー・ホイットール
- レーベル:ALBA
- 品番:ABCD-416
- ジャンル: ジャンル クラシック 現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:71:25
カナダ系フィンランドの作曲家
マシュー・ホイットールの作品集
『北国』
マシュー・ホイットール(1975–):
・北国(ホルンと弦楽のためのアルバム)*
・ad puram annihilationem meam(2008)(混声合唱と打楽器のための儀式)**
・The return of ligh(t 2015)(混声合唱と管弦楽のための)**
トンミ・ヒュッティネン(ホルン)*
フィンランド放送交響楽団 * イラリ・アンゲルヴォ(ヴァイオリン)*
ヘルシンキ室内合唱団 **/*** ユリア・ヘエーゲル(ソプラノ・ソロ)**
クロエ・デュフレーヌ(朗読)** ジェームズ・カハネ(朗読)**
アンティ・スオランタ(打楽器)** タピオラ・シンフォニエッタ
ニルス・シュヴェケンディーク(指揮)
録音:2016年8月22日、23日 ミュージックセンター(ヘルシンキ)(*)、
2月14日 セッロサリ(エスポー)(**)、
2015年10月31日 タピオラホール(エスポー、フィンランド)(***)
制作:ラウラ・ヘイキンヘイモ(*)、マルック・ヴェイヨンスオ(*/****)
録音:エンノ・マエメツ(*)、アヌ・ピュルッカネン(**)、マルック・ヴェイヨンスオ(***)
★カナダ系フィンランドの作曲家マシュー・ホイットールの作品集。《北国》は、彼の友人、フィンランド放送交響楽団のホルン奏者を務めるトンミ・ヒュッティネン(1977–)の委嘱を受け、コンチェルタンテ・スタイルによる「ホルンと弦楽のためのアルバム」として作曲されました。ホイットールは、カナダのピアニスト、グレン・グールドがラジオ放送のために制作した「孤独三部作」の『The Idea of the North』と、2007年秋のアイスランド旅行から得た「北国」の地理的、情景的、心理的イメージをふくらませ、対照的な雰囲気の2つの部分から成る作品としています。抒情と神秘の気分を漂わせて始まる第2部の終わり近く、アイスランド伝承の《船乗りの賛歌》の「ナチュラルホルン」が引用されています。《ad puram annihilationem meam(このうえなく純粋な自己消滅に)》は、中世から現代までのフランス音楽による復活祭プログラムのためヘルシンキ室内合唱団のニルス・シュヴェケンディークの依頼で作曲されました。フランスのイエズス会司祭、ピエール・テイヤール・ド・シャルダン(1881–1955)の『Le messe sur le monde(世界のミサ)』から採ったフランス語とラテン語のテクスト、グレゴリオ聖歌などキリスト教の典礼歌と、雅楽に影響された儀式の雰囲気を並置した音楽。日本の能を模したダンスの振付をダンサーでもあるニナ・ヒュヴァリネンが担当して初演が行われました。《The return of light(光の戻り)》もヘルシンキ室内合唱団の委嘱作です。タピオラ・シンフォニエッタとのコラボレーション10 周年記念のため「光明」をテーマにとり、「北極の長い冬の夜が終わり最初に現れる日の光」をイメージして作曲。声とオーケストラの楽器を対等に扱った「サウンドワールド」を作り上げています。