エサ=ペッカ・サロネン:ストックホルム日記

オストロボスニア室内管弦楽団の創設50周年記念アルバム
サロネンの「ストックホルム日記」初収録!

  • アーティスト:マーリン・ブルーマン
  • レーベル:ALBA
  • 品番:ABCD-467
  • ジャンル: ジャンル クラシック 現代音楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:71:04

TRACK LIST

ストックホルム日記

・エサ=ペッカ・サロネン(1958–):ストックホルム日記(2004)(弦楽オーケストラのための)
・サリー・ビーミッシュ(1956–):Glanz(輝き)(2016)(ヴィオラ・ソロのための)*
・シェーンベルク(1874–1951): 浄められた夜(1899/1917/1943)(弦楽オーケストラのための)
・サロネン:Lachen Verlernt(忘れられた笑い)(2002)(ヴァイオリン・ソロのための)**
・ストラヴィンスキー(1882–1971):弦楽のための協奏曲 ニ調(Concerto in D)(1946)(弦楽オーケストラのための)

オストロボスニア室内管弦楽団
マーリン・ブルーマン(コンサートマスター、ヴィオラ *、ヴァイオリン **)
録音:2021年5月9日–14日 スネルマンホール(コッコラ、フィンランド)
制作、録音、編集:サイモン・フォックス=ガール
★オストロボスニア室内管弦楽団の創設50周年記念。2019年から芸術監督を務めるマーリン・ブルーマンとの初めてのジョイント・アルバムです。アルバムをまとめる要素は《浄められた夜》と「ロサンゼルス」。シェーンベルク、サロネン、ストラヴィンスキーは、ある時期、アメリカ西海岸のこの街を活動と生活の拠点にしていました。エサ=ペッカ・サロネンの《ストックホルム日記》は、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニックとスウェーデン室内管弦楽団のためストックホルム・コンサートホール財団から委嘱を受けて作曲した、弦楽オーケストラの色彩と質感をフルに活用した作品です。2004年にサロネンの指揮で初演。今回、初めて録音されます。シェーンベルクの《月に憑かれたピエロ》の「ピエロへの祈り」のテクストを引用した曲名の《Lachen Verlernt(忘れられた笑い)》は、サロネンがチョーリャン・リンのために書いたヴァイオリン・ソロのための「シャコンヌ」です。
★サリー・ビーミッシュ Sally Beamish の《Glanz(輝き)》は、ヴィオラ奏者からキャリアをスタートさせた彼女が、この楽器のソロ曲として2016年に書いた作品です。このアルバムの中心となる《浄められた夜》の基になったリヒャルト・デーメルの詩『浄められた夜』の言葉を曲名にとり、「良き友、同僚」のサー・ピーター・マクスウェル・デイヴィスを追悼する作品としました。プログラムの最後が、ストラヴィンスキーのいわゆる新古典主義期の作品のひとつ、バロック時代のエネルギッシュな様式やリズムを偲ばせる《弦楽のための協奏曲 ニ調》。作曲の経緯から『バーゼル協奏曲』とも呼ばれる作品です。
オストロボスニア室内管弦楽団が初めてスウェーデンの音楽家をリーダーに迎え、次の時代に向かう意欲を示したアルバムです。

Artist

[プロフィール]
マーリン・ブルーマン(1975–)。スウェーデンのクングスバッカ生まれ。リスベート・ヴェッキとミラン・ヴィテクにヴァイオリンを習い、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校でデーヴィッド・タケノのクラスで学びました。1996年の第5回カール・ニルセン国際ヴァイオリン・コンペティションに参加、第2位をヤーコ・クーシストと分け合いました。ワシントン国際コンペティションでは第1位と聴衆賞を獲得しています。スウェーデン放送交響楽団第1コンサートマスターを務め、ソリスト、室内楽奏者としても活動。クングスバッカ・ピアノ三重奏団の創設メンバー。ナッシュ・アンサンブルに参加、ストックホルム・シンドローム・アンサンブル(『天使たちの声(Voices of Angels)』BIS SA 2344)を共同で創設しています。2015年から2020年まで芸術監督として室内管弦楽団「ムシカ・ヴィテ」を指揮。2019年秋、サカリ・オラモの後任としてオストロボスニア室内管弦楽団の芸術監督に就任しました。
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